生活を無視した『事業仕分け』!

KokusaiTourist2010-11-28

居住地からの告発−生活道路で整備が必要なのに、毎年10数億円の予算が1億円に!
名塩道路(国道176号線)
 宝塚栄町〜西宮市山口町の間で、国道176号線の整備が行われている。中国自動車がほぼ並行して走っている。普通の日でも朝夕は渋滞するのに、土日には中国自動車道の車が176に流れ込み、我々住民に取って西宮名塩駅や阪急宝塚に出るのに大変な時間と苦労を強いられている。4車線工事が5年ほど前から始まり完成を心待ちにしていた。
 ところが、今年に入ってから工事の進み具合がおかしい。私の住む名塩山荘から176号線に出る所のループ橋梁の工事が全く止まったまま。何故だろうと想っていたら、地元発行の西宮民報によると、例の『事業仕分け』のため、予算が10分の1に削られてしまったため。
 もともと『事業仕分け』なんて、税金無駄遣いの本丸には全く手を付けないし、『仕分け』してもパフォーマンスだけで何の効果も無いとおもっていたが、こんな身近に弊害!があったとは…。今日、雑草の生い茂る!?現場に行き写真を撮ってきた。工事を告げるプレートには、なんと工事期間が平成17年8月〜18年3月とある。今、平成22年の11月。もちろん『事業仕分け』はたしか昨年秋から。それにしても少なくとも写真にある箇所では半年の工期であったのが、5年余経っても未完成は確か。同じ道路でも生活道路の整備・補修はホントに後回しということ!
 過日、西宮市で住民要求実現の立場に立ち奮闘してる会派が兵庫国道事務所に「開通促進の要望書」を提出。国道事務所の話として、176号線の現状は、「管内ではワースト1で最優先すべき事業」との認識。さらに「道路現場の思い、地元の思いと国の大きな方向や政策とが、ぴったりと結びついていない」「みなさんの応援だけが頼りです、よろしくお願いします。」と言ったとも伝えられている。西宮市議会は政府への意見書を全会一致で可決している。