ブータン王国について

ブータン王国名誉総領事館ホームページより転載
最も経験豊富な旅行者でさえも、訪れるのを栄誉と感じる場所が地球上にあります。
そして、そこは世界でもトップの旅行目的と挙げられるが、訪問を実現できる人はわずかしかいません。
それは現地語でデュク・ユル(Druk Yul)、つまりブータン、雷龍の国。
夢よりも幸福な場所
現在、これ以上興味深い旅はないでしょう。
壮大なヒマラマ山脈の高地に位置するブータン王国は、グローバライゼーションから一線を画し、秘境とし、幸運なほんの少数の人々のみがアクセスを許されています。
ブータンの特徴は手付かずの自然そのままの美しさにあります。
生い茂った葉がドラマティックに変化し、海抜の低い場所の熱帯雨林は肥渓な温帯地域に、そしてさらに北に上ると氷河となります。
この自然そのままの環境は、エキゾティックな野生生物の生息地であるとともに、オグロヅル、ブルー・シープ、ゴールデン・ラングール、ベンガルタイガーなどの絶滅寸前種の避難地にもなってます。
神の住処?
ブータンは、ヴァジャラヤナ仏教の最後の信者で、その霊的な儀式は仏教界でもっとも経験と知識に富んだ教えの1つとして知られてます。
断崖絶壁の上に不安定に存在する神聖な僧院、高い尾根にはためく祈りの旗、日夜を通して詠唱する赤い衣に身を包んだ僧侶、これらはこの王国にまるで時空を超えたオーラを与えてます。
ブータンの人々は、豊かな文化をこの伝統や遺産から描き続け、それを独自のアイデンティティーに欠かすことのできないものとしてます。
彼らは、人間は過去と繋がっていることによってのみ、真に生きられると考えている。
グローバライゼーションの荒波は、人間社会に時代を通してあり続ける価値とのバランスが保たれている。
ブータンの人々の人生の主たる目標が幸福であることは、驚くことではありません。
ブータン政府が全国民に命じていることでさえ、全国民の幸福です。
訳していえば、これは経済の発展(大部分の人類のゴール)は、真のゴールである幸福の一つの手段でしかありません。
ブータン王国は、今日、最後の人類未踏の旅先かもしれません。
これはブータンの人々がいかにそれを守っているかということを意味してます。
それゆえ、ブータン政府のツーリズム政策は入念にコントロールされており、このように言っている。
「とるのは写真のみ、足跡以外は残してはいけない。」

人口・国土面積など
位置
ヒマラヤ山脈の東端、インドと中国に挟まれている
国土面積
38,394km² (九州とほぼ同じ)
人口(2008年)
687,000人 (2008年IMFによる)
人口密度
17,81人/km²
民族
チベット系8割、ネパール系2割
言語
ゾンカ語 (Dzongkha、公用語)、英語、ネパール語
首都
ティンプー(Thimphu)
国教
チベット仏教ドゥク・カギュ派)、ヒンドゥー教
独立
1907年12月17日
通貨
ニュルタム(NU, Ngultrum)