JAL整理解雇問題に世界中の仲間が大きな関心と熱い支援の声を寄せています!

日本乗員組合連絡会議(日乗連)ニュースより
日乗連ではJAL整理解雇問題について、LEGAL・INDUSTRIAL・整理解雇対策特別委員会を中心に取り組み、国際的にもIFALPA各加盟協会等の関係団体・組織への情報発信を行ってきました。JAL整理解雇撤回裁判は12月19日に乗員裁判が、そして21日に客乗裁判がそれぞれ結審を迎え、来年3月には判決が出される予定です。
海外の多くの乗員は、このような日本航空が行った運航乗務員の解雇を驚きと憤りを持って受け止めており、IFALPA(International Federation of Air Line Pilots’ Associations:国際定期航空操縦士協会連合会)とOCCC(Oneworld Cockpit Crew Coalition:ワンワールド乗員組合連合会)は、公正な判決を求める陳述書を東京地裁に提出しました。また、この裁判を通して正義を探求する日乗連と日航乗員達に、世界中の仲間から闘いを支援する熱いメッセージが寄せられています。
日乗連は、これらの海外の多くの乗員の声を紹介し、本件に関する海外のパイロットの認識と現状を伝える陳述書を裁判所に提出しました。
海外から寄せられた支援メッセージの中から、代表してALPA International 会長、Capt.Lee Moakからのメッセージを以下に紹介します。

私は、ALPA Japan(日乗連)が、日本の法廷とILOを通じて、解雇されたパイロット達のために正義の実現を求めていることを理解します。あなた方に知っておいて頂きたいことは、私達US ALPA(米国定期航空パイロット協会)も、あなた方の問題を分かち合い、解雇されたパイロット達のため正義を獲得しようとするあなた方の闘いを全面的に支援するということです。
あなた方の闘いが正しいものであると確信していること、そして、私達は正義を求めるあなた方と共にあることを、どうか皆さんの仲間達にお伝え下さい。敬具
ALPA International会長 Capt. Lee Moak

ALPA International (Air Line Pilots Association, International):米国のデルタ航空ユナイテッド航空コンチネンタル航空アメリカン・イーグル、アラスカ航空フェデックス航空等の30社と、カナダのジャズ航空、エアー・トランザット等の9社、合計39社の航空会社に所属する約53,000人の運航上乗務員を組織する世界最大の国際定期航空パイロット協会
他にも以下のパイロット団体から支援の声が届いています。
 ALPA・フィンランド会長 Capt. Sami Simonen
 ALPA・ウルグアイ会長 Capt. Francisco Mazzilli
 ALPA・イスラエル会長 Capt. Rony Zohar
スターアライアンスパイロット協会 執行委員長 Capt. Ron Abel

ASAP (The Association of Star Alliance Pilots)全日空をはじめとして、エア・カナダ、エア・チャイナ、ニュージーランド航空アシアナ航空オーストリア航空、ブリティッシュミッドランド航空、ベルギー航空、コンチネンタル航空エジプト航空、LOT・ポルトガル航空、ルフトハンザ航空、スカンジナビア航空シンガポール航空南アフリカ航空、スイス航空、TAP・ポルトガル航空、タイ航空、トルコ航空ユナイテッド航空、US・エアー等、スターアラインスグループに加盟する世界25社の航空会社に所属する約26,000名の乗員を組織するパイロット協会