京都産学公連携機構「文理融合・文系産学連携促進事業」成果発表会


京都産学公連携機構では、文理融合・文系分野での産学公連携の取組を支援する「文理融合・文系産学連携促進事業」における平成22年度採択事業の成果発表会を開催します。産学連携と言えば理工系のイメージが強いですが、「マーケティング」、「まちづくり」、「デザイン」をはじめとする、文理融合・文系分野との連携により、新事業、新商品開発等のビジネス・チャンスにつながる大きな可能性が生まれます。今後の事業展開の参考に、ぜひご参加ください。
●日時……平成24年2月1日(水) 13:30〜16:30
●場所……京都商工会議所 2階 教室 京都市中京区烏丸通夷川上ル)
●募集定員……先着100名
●参加費……無料  
●講演会 (13:40〜14:20)
「経営とデザイン──デザインを如何に経営資源にするか」
京都工芸繊維大学大学院工芸科学研究科 教授 福田 民郎氏
現在モノづくりやコトの提案などでデザインの活用が20世紀とは違った形で叫ばれています。それでは、デザインをどのようにすれば強い経営資源にすることができるのでしょうか? 経営とデザインの関係という視点で、今まで取り組んできた実際の事例を紹介しつつ、イノベーションを生み出すための効果的で成果の期待できるデザインの活用の可能性を考えます。
●成果発表会 (14:30〜16:30)
以下の5事業の関係者から研究成果と現在の取り組み状況についてご発表いただきます。

1.京野菜の有効利用に関する研究会 
代表者 京都精華大学人文学部 准教授  田村 有香氏活動内容・目的 圃場や調理場から発生する未利用京野菜で野菜シートを作成し、食品としての可能性をプロの料理人が見極め、新たなシート加工食品として実用化・事業化することを目指す。
2.高瀬川開削400年記念映画製作調査活動研究会 
代表者 有限会社関西プロデュースセンター 代表取締役  寺島 鉄夫氏
活動内容・目的 朱印船交易・高瀬川開削などに尽力した京の豪商・角倉了以(1554〜1614)の生涯を描く長編アニメ映画の製作調査活動研究を通じて、私たち日本の都市と故郷の再生の原点を提起したい。
http://d.hatena.ne.jp/KokusaiTourist/20120111
3.KYOTO STREET FASHION 構想研究会
代表者 立命館大学映像学部 教授 細井 浩一氏
活動内容・目的 京都をロリータ服の情報発信地として、ファンによる聖地化の可能性を探るほか、和装文化とのコラボによる「京都ロリータ」の検討等を行い、衣料業界や観光等関連産業の活性化を図る。
4.地域イベント振興・環境ビジネス促進研究会 
代表者 京都大学経営管理大学院附属 経営研究センター長  原 良憲氏
活動内容・目的 プロバスケットボール等の地域スポーツ・イベント振興と、レアメタル回収事業の効率化・インセンティブ向上を組み合わせた新しいビジネスモデルの提案とその実証・実用化実験を行う。
5.LLマンガ開発研究会 
代表者 京都精華大学マンガ学部 准教授  吉村 和真氏
活動内容・目的 “L Lマンガ”=「障がい者にやさしく読めるマンガ」のモデルを開発し、その潜在的な需要を掘り起こすとともに、新分野での書籍出版の可能性を模索し、一般書籍としての出版を目指す。

主催:京都産学公連携機構/後援:近畿経済産業局(予定)