労協国際ツーリストビューロー第4回総会

労働者協同組合国際ツーリストビューローの第4回通常総会が、昨20日神戸で開催されました。2009年4月1日に株式会社から労働者協同組合に組織形態を移行させて丸3年が経過し、第4回総会を迎えました。昨2011年の事業報告、決算報告および2012年の事業計画、予算が全員一致で採択され、新たな決意で4年目に踏み出しました。 
理事長挨拶は次のとおりです。
 理事長の富田です。
お忙しい中、私どもの総会にお越しいただきまして誠にありがとうごいざいます。
 さて、昨年のこの総会=3/11 PM6:30は、皆さんも同じでしょう、鮮烈な記憶が残っています。大地震被害を伝える新聞号外を掲示しての総会でした。私はあいさつで
「揺れ」というキーワードを使いました。自然の揺れと政治の揺れ。
1年経ちました。この国の揺れはどうなったでしょうか?
私は先月、ドイツの環境指導者 エアハルトシュルツさんと東北の被災地を訪ねました。
酪農家は言います。「損害賠償金(例100万円に30万課税天引きされ70万しか残らない)」シュルツさんは「被害者への賠償金に課税する国なんて聞いたことがない?!」酪農家は続けます。「これに消費増税とTPPが追い討ちかければもうダメです…」と。
被災者・国民の暮らしの現実は、更なる大きな揺れが人為的政策的に起こっています。
 私は「あり方」が問われていると思います。
人類と共存しえない原発に頼らないエネルギーのあり方。
自然再生エネルギーへの促進を促す暮らしのあり方。
被災者、国民の命と暮らしを守るべき政治のあり方。
それらを具体的に進める地域社会のあり方。
未曾有の被害の中で、労協・国ツーは旅行業者として、地域社会の中でどんな役割を果たしていくのか?そういう我々のあり方・社会的存在価値が問われていると思います。
どうか「協同の輪」の一層の促進にお力をお貸し下さい。


次は、3・11大震災と昨年第3回総会を伝える3月12日のブログです。
http://d.hatena.ne.jp/KokusaiTourist/20110312