大飯再稼働認めるな

福井・滋賀・大阪・京都民商・各府県連の女性 福井知事へ要請
しんぶん赤旗24日より
大飯原発の再稼働はやめて」と県に申し入れる福井民商婦人部の原田部長(左から2人目)ら=23日、福井県
 「関西電力大飯原発福井県おおい町)再稼働は絶対にやめて」と、福井、滋賀、大阪、京都の民主商工会・各府県連に加入する女性が23日、西川一誠福井県知事に要請しました。原発問題住民運動福井県連絡会が「大飯原発の再稼働を認めず原発とさよならする決断を求める」といっしょに申し入れました。
 請願書は(1)福島原発事故の原因究明なき再稼働反対(2)福井県が「脱原発宣言」を行い、日本の全原発廃炉の先頭に立つこと―を求めています。
 28人を代表して請願書を手渡した福井民商婦人部の原田真依(まさよ)部長は「放射能は海、山、里の物すべてを壊し、そこに住む子どもたちは悲惨。県のみなさんにそのことを分かってほしい」と訴えました。
 「生命を生み出す女性として、再稼働は子どもたちに説明できない」(滋賀)、「小浜市での草の根の原発立地反対の清い心を知事も受け止めて」(大阪)とこもごも訴えました。
 県側は「国民が考え結論を出していくことだと思う。国の出された対応を検討している」と答えました。
 京都市の下京民商の女性(66)は「県に再稼働反対の意思を伝えられてよかった。初の機会でしたが、原発をなくすためなら何度でも行きたい」と話していました。