杉田かおるさんが登場全国革新懇ニュースNo.345
インタビューで原発・憲法など語る
インタビューの中から、自然エネルギー、平和の部分を紹介します。
前略
自然エネルギー中心に
もう40年ほど前ですが、小学校の担任の先生が反原発の立場でその影響を受けて、原発の事故をずっと危惧していました。実際に起きたときは目の前が真っ暗になりました。
一番の問題は(安全といえる)最終処分施設がつくられていないことです。核のゴミがどんどんたまっていくことは脅威です。
原発を稼働させて福島で事故を起こした責任がどなたにあるのか、一年余が過ぎてもはっきりしません。原発も核兵器も責任者が一つ間違えれば、重大な事故につながってしまいます。すごく怖いことです。
佐賀県では、海洋の温度差を利用したエネルギーの開発を行い、世界から注目されています。間伐材を使ったエネルギーの開発もすすんでいます。自然エネルギーを中心にした社会になってほしいですね。
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人のつながりが平和に
私が出演したテレビドラマ「金八先生」のスペシャルだったと思いますが、金八先生が日本国憲法をずっと読み続けるシーンがありました。やはり、暴力で暴力は押さえられないと思います。
例えば、いま(地球の)グローバル化で文化や食を通じて人と人とのつながりができています。これは平和への一歩になると期待しています。
昨年、合鴨農法をされている方の新年会に行くと、中国や韓国、キューバなど色々な国の研修生がいました。環境に良い農業という同じ志をもっていると、言葉や思想が違っても心は通じ合えます。畑の中に国境はないと、感動しました。
自分の幸せ以上に人の幸せを思い、社会のためにできることを考える方と、農業を通じて出会いました。それは争いのない世界につながっていくと思います。私もそういう生き方を心がけたいと思います。