関電電気料金値上げ訪問撃退法

電力兵庫の会の速見様から次の対応策が提示されています。転載しますので、活用しましょう。
「電気料金値上げ」の説明に来る関電社員への対応
 電力兵庫の会・速水二郎
 昨年11/26に関電は大幅値上げを経済産業省に申請、政府はこれを受けて12月・1月の「国民の声」募集や公聴会だけで認可しようとしています。
 関電は、既に山場を超えたとして、「自由化部門」の高圧(6KV)受電している消費者(中小規模のビル・工場を持つオーナー等)の一軒ずつに説明にまわり、値上げを承諾するよう迫っています。
 このため、「関電の値上げ理由」に「どのように対応したらよいのか」の問い合わせも来ていますので、私たちが作成したリーフも活用しつつ、下記のように、「値上げ」をやめるよう説得しましょう。
【関電の値上げ理由】の要点は、
原発を動かせず、火力発電の燃料費が高くついて赤字となった」です。
【要求・意見】
1,関電は、日本で最も原発にのめり込んできた電力会社だから、そのツケを丸ごと私たち消費者に負担させるのは間違い。現に原発のない沖縄電力は黒字で堂々と経営しているではないか。
2,今回は、今年の7月に高浜3・4号も動かす前提で値上げ申請しているので、高浜動かず、大飯も活断層で止まったら、2回目・3回目の値上げも予定しているので、全く許せない。
3,電気事業法にもとづく32年ぶりの値上げだというが、今回は関電自身が理由で言っているように、「原発を動かせず、火力発電の燃料費が高くついて赤字となった」ので、いわば突発的なのだから、隠している内部留保(リーフ5ページ)、何年も先にしか使わない原発バックエンド積立金等の取り崩し(リーフ8ページ)、さらには政府と相談して電力債等の発行などで切り抜け、値上げ申請を取り下げしなさい。
4,関西の約1200万世帯の一般家庭は「規制部門」として11.88%もの値上げとなる。しかし、大企業や巨大ビルは「自由化部門」で非常に安い価格で電気を送ってきた(リーフ6ページ)。関電は、こうした大口への「安売りの実態」を公表すべきで、(高圧受電している)小工場や中小ビルも一律に19.23%の値上げは許せない。
5,火力発電の燃料費のうち、最も値上げに関係しているのは天然ガス(LNG)で、「原油価格と連動契約」で長期にわたり、高い値段で買い続け、今度の申請でも、もっと高い価格で買うと言っている。2008年頃から、世界のLNG価格は大幅下落(リーフ2ページ・11ページ、米国のシェールガス開発で6分の1に)してきているのに、電力経営者は政府とともに怠慢な経営を続けてきたのだ。
6,大幅な値上げの犠牲として従業員の人件費や福利厚生費の削減等労働条件の切り下げを公然と申請している。(説明の関電社員に)あなたも家族や住宅ローン等で大変でしょう。むしろ年収5000万円を超える重役や本店の高給社員は切り下げて当然だが、「賞与をゼロにしたり、毎月の給料は下げないで」と上に言いなさい