地球へ途中下車第21回

素敵な熟年ご夫婦の1年間世界旅行の記録

前回までhttp://d.hatena.ne.jp/KokusaiTourist/20130331

今日はいよいよデンマークからスェーデンへ、そして旅の準備編一つです

2011年08月18日(木) 05時33分38秒
デンマーク
【文化性高しチボリ公園
人魚姫です…

朝、市庁舎前のバス停から26番のバスで。
…初めてのまちでバスに乗るときの唯一絶対の方法、運転手さんに「このバスはマーメイドに行くかどうか?」と確認し、「着いたら教えてくれ」、と頼んでおいて前のほうに乗る…と。
…でも心配なかったです。バスの乗客、全員、マーメイドで降りました…
すごい人気スポットです。
これで世界三大がっかりシンガポールマーライオン、ベルギーの小便小僧、コペンハーゲンの人魚姫)、制覇したことになります…
その後、定番コースで、運河沿いのカラフルな町並み、ニューハウンでランチ

ストロイエ通りをウインドショッピング。
ロイヤルコペンハーゲンの本店…

LEGOショップ

後ろの背景もレゴ!
レゴってデンマーク製なんですね。
レゴショップで考えました。
昨日乗った、列車の線路とフェリーのなかに作ってある線路をジョイントさせて列車まるごと、フェリーに乗せてしまう発想って…ぜったいレゴだ
それからやっぱりあこがれのチボリ公園へ。

昔、関西にもありましたよね!
本物のチボリ公園。いつか行ってみたかった!
超上空の空中ブランコ。あれに乗りたい。

…乗りました
でも、なんといってもチボリで感動したのは、芸術性、文化性が高い、と感じたことです。
全体的に、最新の絶叫マシーンあり、落ち着く公園スペースあり、バランスのとれた、ひらパー規模のおちつく小さな遊園地なんですが、
あちこちにある小ホールでオーケストラの野外コンサートをやっていて、野外劇場でのお芝居にもオーケストラの生演奏つきなんです。

日本だったら、S席5000円とかでやっていそうな公演を、公園のなかで(ま、入場料は95クローネ必要ですが)、みんな芝生に寝転がったり、乳母車押したり、ポップコーン食べたりしながら観てるんです。これにはちょっとびっくりしました。
デンマークは旅行者の目につくところに、いかにも子育て支援のスペースがあったり…子どもたちが幸せそうです。
高福祉国を感じます。

まちを見上げるアンデルセン
















2011年08月19日(金) 01時52分29秒
デンマーク
【目覚めよ、クロンボー城の伝説の勇者!】
デンマーク国鉄はこんなかまぼこを切ったようなおもしろいかたちの電車が走っています…。しょっちゅうスイッチバックをするので後、前がないデザインなのか?

これもやっぱりレゴを思わせますネ…
もちろん、ユーレイルパスで乗り放題です!

さりげなく便利なゴミ袋がおいてあったり…

座席のヘッドレストの位置を自由に変えることができたり…
なんとなく、ユニバーサルだな、と思わせます。
コペンハーゲン中央駅から50分(1時間に3本運行)…ヘルシンオアへ
シュークスピアのハムレットの舞台として有名な世界遺産、「クロンボー城」があるまちです。
駅を降りると、片側は海。駅と連動しているフェリー乗り場からは30分でもうスゥエーデンです。デンマークのほうがお酒が安いので、お酒をたくさん買ってフェリーに乗り込むのはスゥエーデンの人たちだそうです。
めざすクロンボー城も岬の突端に見えています。





観光客が多すぎず、少なすぎず、まちの人の日常生活も垣間見られて、
海のそばの大きすぎず小さすぎず、とにかく首都からワンデートリップするのにはすごく素敵なまちでした!








このクロンボー城は、地下牢にホルガーダンスクというデンマークの伝説の英雄の石の像があることでも有名なんです。















ホルガーダンスクの石像はライトが当たると目を閉じているように見えるのですが…








暗くなると目を開いているように見えます。

実はこのホルガーダンスク、祖国の危機のときは数百年の眠りから目覚めて、敵とたたかい、祖国を守る、と言われているデンマークっ子にとっての伝説の英雄なんですね。
第二次世界大戦ナチスドイツがデンマークまで攻めてきたときは、多くの国民が今こそホルガーガンスクが目覚めるときと、同じ名前のレジスタンスがつくられたそう。
なんとなくロマンチックで胸が熱くなる話です!
デンマークでは幸せそうな子どもたちの姿をたくさん見かけました。
子育てするお父さん、公園で親子でコンサートを聴く姿、キンダーのお散歩か、10人に2人ぐらい先生が引率していて楽しそうな姿…幼児教育が進んでいることを思わせます。

いっぽう、これまで旅してきたアジアでは、児童労働する子どもたちをたくさん見かけました…。
カンボジアラオスやインドで観光客相手にみやげものを売っていたり、客引きをしていたり、レストランでお皿を持って働いていたり、物乞いをしていたり…
同じ時代に同じ地球に生まれたのに…どうして?
って思わざるを得ません。
格差や貧困はどうしても弱者、立場の弱い者に集中的に現れれてしまうのでしょうか…


2011年08月19日(金) 23時30分32秒
スゥエーデン
【ストックフォルムまで半分2等で来た】
コペンハーゲンから約5時間。
スゥエーデン、ストックホルムにやってきました!白い帆をあげて北の海を進む船のようにさわやかな街です!

…X2000って全席予約が必要な列車だということ、トーマスクックの時刻表でチェックし忘れ(ちゃんと書いてある)、ホームで気づいて、車掌さんにユーレイルパスを見せて「予約とっていなけど乗れるか」聞いてみたのですが、「OK、OK」ということだったのですが、すっかり恐縮していたことと、「全席予約だから、みな同じかな?」と勘違いして、傍のデッキから2等車に乗ってしまった…

…これまでも感じていたのですが、ヨーロッパの国際列車の2等はすごく混んでいます。基本は空いている席なら座っていてもよく、指定を持っている人が来たら「sorry」って言ってどいたらよいのですが、この列車は特にみな指定券を持っているので、駅につくたびに席移動、席移動の繰り返し。そのうちに流され流されて、車両を移動し、「あらら? 一等があるじゃん」って気がついたら、そこはガラガラでした…。

そうなんです。1等は2等の倍ぐらいの運賃なので、地元国民は乗らないのです。(私たちだって、日本では新幹線のグリーン車には乗らないよな)、で、結果として1等は空いているから予約しなくても、そのときに向きとか(進行方向向きの席かとかは予約するとわからない)、景色とかで一番よさそうな席を選んで座ると。2等は混んでいるから、X2000のように予約必要の列車でなくても、予約しなければ、席が確保されないので、みな必ず予約して乗っている、と。
そこに何もしらない外国人が予約をせずに切符だけを買って乗るとえらい目にあう…。

…それで外国人専用のユーレイルパスは、少々値段お高くしても、1等の乗り放題になっているのか…(26歳だか以下でないと買えない若者専用のユースパスは2等専用)
…と納得してしまったのでした。
勉強になったぶん、2等車混雑体験もよかったかも…。


2011年06月16日(木) 08時31分58秒
旅の準備編
【世界対応プラグアダプター】
旅の携行品のなかでとても気に入っているものがあります。
…これまでの海外旅行では2人で一つ持参していたのですが、今回、破損した場合の予備や、2人同時に使うことを含めて一人に一つづつ、合計二つ持っていくことになり、買い足しました。
それは、海外対応プラグアダプターです…。

いつの頃からだったでしょうか? 海外旅行の鞄のなかで、この、モバイルというのか、充電を要するブツがこんなに多くなったのは!

 まず第一にノートパソコン、
 デジタルカメラ
 (まだ持ってないけど)ビデオ、
 携帯電話、
 旅のお供のニンテンドーDS

夜になるとアダプターの前にこれらの充電待ち電化製品の行列ができてしまいます!
もちろん電源ケーブルのプラグにほうにも240Vの海外対応であることが表示されていることを確認しておくことも必要です。
最初の頃、行く先の国に合わせたプラグを個々に持って行ったものですが、大きくて、形がいろいろで、ゴロゴロしていました。そのうちパーツを組み合わせて世界各国に対応できる組み合わせプラグアダプターの存在を知りました。
なかでもこの無印良品で売っているこのアダプターは3つのパーツを組み合わせることで世界各国のコンセントに対応し、なおかつ、収納時にはシャキーンと積み木のように一つにまとまり、軽くてかさばらないのでとても気に入っています。
2500円、と類似商品に比べるとお値段はちょっとお高いですが、そのぶん使用満足度は高いと思います!

何よりもコンパクト!
5×11㎝の手のひらサイズ、重量はなんと70g! 軽い!
そしてこの袋がまたいい!

どう組み合わせてそのプラグの形をつくるのか、書いた紙とかは、とかくなくしがちですが、なんと布の袋に印刷してあるのです!これってポイント高くないですか!

そしてこの絵…かわいいです…
ブロック好き・プラモ好き少年ハートをがっちり押さえている感があります…

…という訳で旅の持ち物として、これはかなり強力にオススメしたいと思います!