地球へ途中下車第25回

素敵な熟年ご夫婦の1年間世界旅行の記録

前回までhttp://d.hatena.ne.jp/KokusaiTourist/20130414

今日はずっとフィンランド滞在と旅の準備編1つです。

2011年08月30日(火) 16時02分26秒
フィンランド
【夏の終わりのサンタクロース村】
…クリスマスシーズンでなく、夏まっ盛りでもなく、夏の終わりかけのサンタクロース村は、閉園まぎわの平日のワンワン王国に匹敵する寂しさです…。音楽が流れていることが唯一の救い…(でも、オーソレミヨって曲の選択、おかしくないか?)

でも、この村内には北極圏のarctic circle(北緯66、33)が通っていて、北極圏到達の証明書も発行してくれるのです!(買ってないけど…)。

サンタクロース村は…入場料がタダなので、大きな声で文句は言えませんが、若干イマイチでした。これ雪が降っていたら雰囲気あるのかもしれませんが。
特にあかん、と思ったのはサンタに会えるサンタの部屋。クリスマス時間へ移動する不思議な空間を演出してある、ってことなのですが、これがハリボテだったり、アルミ箔だったり、安っぽい…もっと素朴で自然な木やレンガとか緑で演出したほうがエエと思いましたが…
そして一組ずつ約1分のサンタのとの会見は、写真撮影(持参のカメラは禁止、サンタ側のカメラで)のみで終了。そのあと、写真は一枚25ユーローだ、動画も含めたメモリースティックは65ユーローだという説明が続きます…ちょっと興ざめです。
「お会いできただけで十分です」…と言って断りましたが、ほとんどの人が買うようです…。子どもがいたら一生の思い出になるから買うかな…ま、それが入場料だと思えばペイしてるとは思うのですが…
全体的にもみやげ物のショップがほとんどで、それ以外の施設はない。ちょっと商業的すぎる感が否めません。やっぱりサンタクロース発祥はトルコのセントニコラウス説かなあ…と思ってしまいます。
でもここにはポストがあって、サンタクロース村の消印が押されたはがきを世界中に出すことができるんです!
黄色いポストはすぐに配達、赤いポストに入れるとクリスマスシーズンに配達してくれるようで…それと、北極圏arctic circleが目的だと思えば十分ですね!

村内にはオーロラレストラン(イッタラの食器でサーブしてくれる)などがありますが、どこも高い。おすすめは入って右側のショップの奥にある軽食堂で、ソーセージと野菜のスープ、パン、サラダ、コンビーフポテトと飲み物がお変わり自由で1人7、9ユーロー。
ロバ二エミの町なかから一時間に1本出ている8番のバスで約20分ですが、3時間ぐらいいたらじゅうぶんです!
イッタラやマリメコの食器はサンタ村のショップより、ロバ二エミのまちなかの商業ビルのほうが品揃え豊富でお安いです。
お土産にも自分用にも買いたかったマリメコのエッグスタンド…

…荷物になるので買えないので写真だけ撮影
ロバ二エミで泊ったユースホステル(ホテルルドルフ)は、個室でシャワートイレ付き、テレビ付き、シーツ代込み、館内に自炊キッチンありで53ユーロー。北欧のなかでは破格の安さ、施設もきれい。…ただ、徒歩10分の場所にあるシティホテル、ホテルサンタクロースでチェックイン・アウトして、部屋と入口のカードキーの受け渡しをしないといけません。館内にはスタッフは誰もいません。合理的というか、人口が少ないというか、歩くことをなんとも思ってない、というか…う〜ん、これもありですかね。(親ホテルがサンタクロースで、子ホステルがルドルフっていうのもなんだか楽しいし)
ヘルシンキへ移動!
夜9時8分発、2階建の寝台列車、冬になるとサンタクロースエキスプレスと呼ばれている列車だと思います…。


ユーレイルパスがあるので、1階寝台(トイレ・シャワーなし)なら59ユーロー、2階のトイレ・シャワー付きの個室は69ユーロー。せっかくなので2階にしました。
シャワーはどこよ? と思ったら、洗面台をぐっと押して左に移動させるとトイレが隠れてと、んとそこにシャワーが現れます!


フィンランドの優れたデザイン性と合理性を感じさせます。
いい夢をみて、明日の朝はヘルシンキ到着です!

狭いながらも楽しい我が家…











2011年08月31日(水) 05時05分02秒
フィンランド
【夫、病院へ行く】
…いきなりびっくりさせてすいません。数日前から計画していたのですが、夫がヘルシンキで耳鼻科を受診しました…。

インドからイギリスまでの飛行機を降りたときから、耳の調子がよくなく、若干痛みもあり、ずーっとボーンとしていて聞こえも悪い。治るか? と思っていたが、じょじょに悪化。
…初の海外旅行傷害保険のお世話になりました。
キャッシュレス受診のためには事前に保険会社に連絡する必要があります。手引きに書いてあったフィンランドからの連絡先はパリ支局につながりました。症状と「明日、ヘルシンキに着くので病院に行きたい」ことを伝えると、「ヘルシンキで泊るホテルの連絡先を教えてほしい」と。(…困)。ヘルシンキの宿、ユースじゃないのですが、電話番号のないホテルなんです…(あとで説明)
…携帯で対応、しばらくすると耳鼻科の場所とドクターの名前、予約時間の連絡の電話がありました。
調べるとその病院はヘルシンキ駅から歩いて5分のめっちゃわかりやすい場所(ビルの9階)。駅から荷物を引いてそのまま直行しました。

待合室で、2人で必死で医療関係単語を調べ(お医者さんは英語で対応してくれる)、症状を伝え、診断結果を確認する努力。
ドクターはとても親切、フレンドリーで、入るなり「well come」って握手。のどを診て、鼻を診て、いいほうの耳を診て、「エクセレント!」と言うと、最後にいよいよ左の耳を診察。
…診断は軽い中耳・外耳炎。飲み薬と塗薬、飛行機に乗るときの点鼻スプレーの処方箋を出してもらいました。
…薬局は道路をはさんで向い。処方箋を出すとまもなく薬が運ばれてきました。

薬はこのチューブを通って地下から高速でヒューンと運ばれてくる。
おっもしれー!
…薬代だけは実費で立て替え、のちの請求になります。
保険はたぶんまたお世話になることがあると思いますが、一番最初は比較的軽い症状のうちにかかれてよかったかもです…
…ところでホテルに電話がない件なんですが、このホテル、最近、フィンランドで急速に拡大しているチェーン展開ホテルで、全くの無人システムなんです。

連絡はネットオンリー。予約時に全額カード払いします。すると、予約確認時にまず5桁の数字が、そして予約日の24時間前にメール、4時間前に携帯のSMSにルームナンバーが送られてきます。5桁の数字は予約の日の午後4時からチェックアウトの日の12時までに限って有効な、入口のドアロック解除と部屋のドアロック解除のためのコードです。これで勝手に開けて建物に入り、それから部屋に入るのです。ホテルの建物も余計なものは一切なく、一階は他の店舗になっていてエレベーターのみ、2階以上が各部屋になっていていわばマンションのよう。部屋はじゅうぶん広く、電子レンジに冷蔵庫完備です。
…なんというか、カード社会、ピンコード、パスワード社会の未来型ホテルです…。


フィンランドはやっぱりロシアの影響が強い?


2011年09月01日(木) 03時10分28秒フィンランド
ヘルシンキのプールとサウナ】

ヘルシンキの港のマーケット広場にはいろんなテントが出ています。
フィンランドって、ほかの北欧諸国と違い、既製品大量生産のお土産品ばかりでなく個性的でハンドメイドっぽいものが多いです。
まちなにもデザイン性の豊かななショップやカフェが多い。
妻がフィンランドのファンになったのは、姉に勧められて『ヘイフラワーとキルトシュー』という映画を観たからなんですが、あの映画に出てくるおうちの家具のインテリアやセンス、フィンランドのまちなかにやっぱりあふれていました。
マーケット広場から出ている公営フェリー(一人往復4ユーロー)で約15分、オスメンリンナ島へ。

世界遺産の要塞島です。
日本語版吹き替えがあったのでミュージアムで映画を見ました。
オスメリンナ島の要塞の歴史物語なのですが、スゥエーデンに統治されていた時代を経て、ロシアの統治下におかれ、ロシア革命と共に建国独立したフィンランドの歴史がよくわかりました。なんとなく微妙なスゥエーデンとの関係や、ロシアの影響の強さもなんとなくわかりました。
今日は夕方から夫と妻、別行動。
公営のプール&サウナがあるのですが、男性の日が火・木・土で、女性が月・水・金・日と、男女で曜日が分かれているので、今日は妻、明日は夫がプールに行くことにしたのです。
で、やってきました。
一人5,4ユーロー、入口でロッカールームの鍵をもらいます。

…ここ、映画『かもめ食堂』で主人公のサチエが、最後のシーンで泳ぐ、あのプールなんです。
大っぴらに写真撮れません。
…半分ぐらい、みんな裸で泳いでいるんです。中高年、ほぼ全員全裸です。
なぜそうなるかというと、プールの向こうがすぐシャワーで、その横、両脇がサウナ室。サウナは水着着用禁止なので、裸で入ります。するとサウナのあと、当然、水風呂に入りたくなるのが人情です…。(プールは日本のような温水プールではなく結構冷たい)
妻も最初、水着でプール、シャワー、サウナの順に入ったのですが、サウナのあと、思わず裸でプールに浸かってしまいました。
これで最後にお湯の浴槽があれば、完璧なんですが… ・( ̄∀ ̄)・:*:


2011年06月17日(金) 10時27分17秒旅の準備編
【健康のチェック】
世界一周旅行、出発まであと2週間になりました!
昨日、妻は乳腺クリニックへ行ってきました。年に一度の定期的な乳ガン検診です。
無事、通過でした!
数年前、少し疑惑があったことがあったので、ここで足止めをくらうとやっかいなことになるな…と待合室で内心、心配していたのですが、ホッ=3
何度目かになるので、あの強敵マシーン・マンモグラフィーにもなんとなく慣れてきました。
…最初は
「こ、これは一体なんの拷問や!」
と。人間、極限に追い詰められると笑うしかないですね…。
あと、病院関係では、来週、いつもの内科を受診して、血液検査をしてもらいます。普段も半年に一回ぐらいはやってもらってるものです。実は遺伝性でコルステロール値が高いのです…。薬は最大出してもらって、それを2〜3日に一度のペースで飲む…という方法で対処します。それでまた日本へ帰ってきたらまた即、受診しますので!
それから同じく歯科受診で、口腔内のチェック。
最後に予防接種(狂犬病破傷風A型肝炎)の二回目打つ。
そして、あとは具合が悪くなったら、もうあっさり白旗を挙げて、現地の病院に行きます!Σ\( ̄ー ̄;)