諏訪沙樹さん ベルばら公演で宝塚デビュー

昨日4月19日、宝塚歌劇ベルサイユのばら”をみてきました。一昨年総会当日の未明、68歳の生を終えた我が親友で同業の協同組合理事長だった楠本弘氏の愛娘沙樹ちゃんの宝塚初舞台デビューの日でした。
開演直後、初舞台の99期同期生37人が舞台いっぱいに並びました。その中の3人が前に出ています。その真ん中に沙樹ちゃんがいます。そして、最初の口上をしました。胸にジーンとくるモノがありました。“くっさん”が生きていたらな…
口上はこの「ベルばら」公演約1ヶ月の間、新人が毎日交代でするらしい。みんな「夢」を実現し初舞台を踏んだ感激で生き生きと晴々としています。
週にに2,3回は向かいにあるフィットネスクラブに行くので、たまに歌劇場の中の喫茶コーナーでお茶をしたりはしていますが、 歌劇を見るのは生まれてはじめて!
「ベルばら」もなかなかのもの3時間全く退屈どころでないです。女性ファンが多いのもわかります。この公演は雪組トップのお披露目でもあったようです。カーテンコール3回は驚きました。最後はスタンディングオベイション…僕も立ちました。病み付きになりそ…これは冗談ですが…この1ヶ月余の公演にずっと関わる初舞台生37人を含む総勢111人がフィナーレで舞台いっぱいに歌い踊るのはホントに圧巻です。もちろん演技力もたいしたもんですが。
歌劇場付近には独特の“文化”があります。劇場の入り口には俳優の出入りを待ちかまえるファンがいつも大勢います。時には数人… 地方から歌劇場だけを見にきた人も。
離れた所には、いくつかのグループ、10人から30人のグループが整然と歩道や陸橋の下、曲がり角などにいます。そこにお目当ての俳優がやってきてそれぞれ挨拶を交わしプレゼントを渡したりしています。その後俳優を先頭にゾロゾロとファンたちが歩いてどこか?に向かいます。この風景には通るたびに出くわします。ファンあっての俳優たち、歌劇場。
こうした風景にはそれらを仕切る人たちがいます。女性です。ファンクラブの世話役でしょうか、切符の中継ぎでしょうか。付近の喫茶店はこうしたグループで公演日はいっぱいです。自己紹介したり、切符や代金の受け渡しの場になっています。もちろん歌劇場入り口にもスターの名前が書かれたボードを持って集合や打ち合わせの目印にしてる人たち が並んでいます。
デビューを果たした沙樹ちゃんも芸を磨きながらファンを大切にする活動もやっていかないといけないのでしょうか。
一方で、音楽学校に通う生徒たちが制服姿で背筋をピンと伸ばしてまっすぐ前だけを向いて学校と寮の間を行き来するのも宝塚の風景です。こちらまでシャンとさせられます。

写真は沙樹ちゃんが自らの出番を説明するのに書いたメモです。もう一つは劇場内の掲示で初舞台生の口上のスケジュール記載で沙樹ちゃんが初日に載っています。舞台上の写真が撮れないのが残念
(T.MASUOKA)