地球へ途中下車第26回

素敵な熟年ご夫婦の1年間世界旅行の記録

前回までhttp://d.hatena.ne.jp/KokusaiTourist/20130420

今日はフィンランドからいよいよロシアへそして旅の準備編1つです。

2011年09月02日(金) 03時02分44秒
フィンランド
【あった…かもめ食堂
今日は、市バストラム一日乗り放題乗車券(一人7ユーロー)を買って、ちょっと遠い場所にある場所まで足を延ばしました。

……
一見、なんの建物だか?…
なかへ入るとなんと岩をくりぬいた教会(ロックチャーチ)です。

猿の惑星?だったか…思い出します。
シベリウス公園もよいところです。24番のバスで行きます。

お昼は…
あった…

かもめ食堂です!
現在は「カハビバラSUOMI」(カハビバラは食堂、SUOMIフィンランドの意味)というフィンランド料理のレストランになっています。観光客にも地元フィンランドっ子にも人気で、お昼どきはとても込み合っています。

内装の感じ、ちょっと変わっていますが、あ、あ、という雰囲気はあります。
日本語メニューあり。ランチが7,9ユーローから。写真は8、5ユーローの魚のハンバーグのランチですが、日本人好みです。

この旅で一番コスパ満足度高い!と言っても過言でないくらいおいしかったです。
ヘルシンキへ行かれることがあれば、『かもめ食堂』の映画を観ていても観ていなくても、ぜひ行かれることをおすすめします!

夕方からは今度は夫がウユニヨンカツのプール&サウナ。
ただし中耳炎なので水泳は禁止で水中歩行だけ。
その間、妻は美容院へ行っていました…
日本を出るとき、染めてきたのですが、2か月経ってそろそろ目立ってきたので。
日本と同じでした…雑誌読むか? 定着する間、コーヒーか紅茶。シャンプーしてドライヤー。…値段も日本並でした。
ヘルシンキはまちを歩いているとものすごい数の美容室があるのです(みんなおしゃれなのか?)。ホテルからウユニヨンカツの公営プールまで歩いて5分の間に見つけられるだけでも5、6軒ありました。これって、多くないですか?
ところが訪ねてみるとどこも予約で満員。6軒目でようやく入れてもらえました…
…ところで男性のプールの日ですが、昨日の女性の日は全裸率、半々ぐらいでしが…男性は全員、最初から素っ裸!…で、海パンの必要なかったらしいです…
風呂かい…
一日目、時間が遅くて中に入れなかったウスペンスキー教会…


…きれいでした








2011年09月03日(土) 04時01分54秒
フィンランド
フィンランドの服装】
服装の件 その後
北欧は短い夏を謳歌するシーズンがそろそろ終わり、観光地は閑散としてきている。
街のショーウインドウは毛皮のコートなど、冬の装いに変わっている。

天候は雨つづき。気温は15℃、半袖の上にコペンハーゲンで買った上着をはおり寒さに耐えている。
更に寒いと思われるモスクワでも長袖があれば平気、とショッピング再開。
しかし、売っているのは半袖と見た目にも温かい長袖の上着
長袖のTシャツは見当たらない。
ホテルでシャワーを浴びようと裸になって、突然ひらめいた。
外気温16〜18℃、窓は2重ガラス窓、ホテル中がすべて2重〜3重で、外気温と断熱している。
しかもホテル中、部屋の中もオイルヒーターが20数度でつけっぱなし。

部屋のパネルヒーター   トイレの暖房装置
多分、真冬でも同じ環境。だから部屋の中で裸になってブログを書いていても寒くない。
北欧は夏だから半袖しか売らないのではなく、長袖は着る機会がないのでいつの季節でも売っていないと思う。
モスクワの寒さに耐える長袖の準備に自信がなくなり、晴れの日が続くのをひたすら祈っている。(夫 記)



2011年09月03日(土) 05時40分12秒
ロシア
【ロシアはボルシチの香りとともに】
びょういん(病院・夫)にも行ったし、びよういん(美容院・妻)にも行った。プールサウナにも行った…大好きだったフィンランドに別れを告げ、アレグロ号はヘルシンキ中央駅から一路、ロシア・サンクトペテルブルグへと。

国境の駅でパスポートチェック。
…思い起こせばイギリスを出てベルギーに入ったときに、汽車ポッポマークの出国スタンプを押されて以来、ヨーロッパ内では一度もパスポートの出番がなかったんですが、今回初めてのフィンランド出国とロシア入国です。ロシア側のボーダー(国境)駅ではかなり入念なパスポートのチェックと荷物の検査がありました…。
サンクトペテルブルグは5つの駅があります。ロシアではそれぞれ行く方向によって駅が違い、フィンランド駅とかモスクワ駅とか名前がついています。で、アレグロ号はフィンランドから来たのでフィンランド駅に到着。
近くのメトロ駅からホテル近くまで地下鉄で移動。一人25p(ルーブル)(=75円)
メトロ駅の改札を入って下りのエスカレーターに乗ってびっくり!

エスカレーター、長っ!
どこまで地下にもぐるねん? このぶんやと地の底までか? 1分や2分どころじゃありません。3〜4分は降下しています。地下鉄、相当、深いです…。
そして地下の駅のホームは広々…。鉄の扉があるホームもあります。
…冷戦時代、本気で核シェルターつくってたんだな…と実感しました。
まちに出てみると、道幅広っ!(歩道も広々、車道8車線?) 建物でかっ! そしてそれらすべてが歴史建造物っ! 圧倒されまくります。
なんだかまるでガリバーの国の巨人の国にきたきぶんです。

そして、やってきました。血の上の救世主教会。

…圧倒されました。
企画力の圧倒的ユニークさ、卓越したデザイン性、技術力の高さ!
細かい絵の部分、ぜんぶモザイクなんです。
ソ連時代には破壊されて、倉庫になっていたのを修復したのだそうですが…。
…ところで、ロシアってものすごく警戒してやって来たのです。ビザが必要だし、ビザを取得するためにはロシア国内の旅行会社にホテル代や列車代を払い込んだって、バウチャーが必要だし、スケジュール報告しないといけないし、まちなかで警察官に職務質問されたとき用に滞在証明とパスポートを常に携帯していないといけないし…スリも多いって聞くし…
物価もものすごく高いと思っていた。インフラとかの整備も遅れていると思っていた…。
それ、いつの情報? ソ連崩壊寸前の頃の話か?
いまのロシアは先進国と同じでとてもハイセンスで進んでいます!
まちの人はすごく親切です。
なのに物価はすごく安いです! 東欧全体がそうなのかもしれませんが
我々が経験したところによると、公共交通機関、スパーでのお惣菜、カフェでのお茶やレストランでの食事代など、北ヨーロッパ(特に北欧)の約3分の1です。
お料理も食材が豊富でずっとおいしい!
カウンターに並んでいる好きなものを選んで量り売りしてくれるレストランで食べました…
北欧では高くつくので、夕食はほとんど自炊か、スーパーで買ったお惣菜で内食していたので久し振りの豪華ディナーです。しかもお酒も買い放題で安い!(ウオッカうまし!)
左があこがれのボルシチ…(450円ぐらい)

こ、これは明日からの展開(宴会)が楽しみです…
明日はエルミタージュ美術館へ!








2011年06月18日(土) 07時20分13秒
旅の準備編
【ユーレイルパスが来たっ】

…ヨーロッパを鉄道で回るフリーパス、ユーレイルグローバルパスが、今日、宅急便で届きました。
ほんとうに申し込みから2日でした。
はやっ。
高いわりには、実物は意外と簡単なペラもの。
ありがたみ、ちょっと薄いです…。
2枚綴りになっていて、一枚目に使い始めの日と最後の日、2枚目に2人のパスポートナンバーを記入するようになっていますが、これはどっちも決して自分では書いてはいけないそうで、現地の駅で駅員さんにスタンプを押してもらったり書いてもらったりするそうそうです。
ヴァリデーションと言います。
逆に自分で書かなきゃならないのが、このカバーのたらたらっと下のほうにあるトラベルリポート欄の記入です。
個人情報と、旅行情報、乗車予定を、記入しておく必要があるとのことです。特に乗車予定は毎回、乗車前にいつ、どの駅からどの列車でどこまで、を必ず記入せよ、とのことです!(そして最後にこの部分だけを切り取って、ユーレイル本部に送ると粗品を進呈、とあります。どんなのか、ぜひもらっちゃいましょう!)

ほかに簡単な説明書と簡単なヨーロッパの時刻表が付いていました。
あと、ユーレイルパスは列車以外にパリのセーヌ川クルーズの乗船半額割引だとか、ドイツのライン川のケルン〜マインツなどのボートの乗船券だとか、博物館の割引入場券だとか、各国でいろいろと割引や無料サービスがあるようなので、ガイドをよーく見て事前に調べておく必要ありそうですね!
…気になっていたプロテクションのことですが、届いた書類のなかには保証書などそれらしいものが何もなかったので、電話で聞いてみました。これはユーレイルではなく、レイルヨーロッパのサービスのようです。ヨーロッパ旅行中に事故や盗難に遭って、パスを紛失した場合のみ有効で、まず警察官のレポートが必要です。そしてその後の旅行を(ユーレレイルはヨーロッパでは買えないので)切符等を買って乗車し、その領収書を取っておいて、日本に帰ってから申請すれば、切符代の分、返金します、というものらしいです。そんな目には遭わないことを望んでいますが、いちおうチェックしてから行きましょう!