ミャンマーの政治経済情勢/ミャンマーの夜明け

くらし学際研究所 5月月例会・公開講演会
講師:津守 滋氏立命館アジア太平洋大学客員教授・元在ミャンマー大使
日 時:5月22日(水)18時〜
会 場:神戸市三宮勤労会館(JR三宮駅南東5分)
参加費:500円

どなたでも参加できます。参加希望者は電話・FAX、ブログコメントでお申し込みください。
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講師からのメッセージ
軍政時代とは様変わりで、毎日滝のように流れてくるミャンマー関係の情報をどう整理・分析すべきか、苦労しています。副題を『ミャンマーの夜明け』としましたが、バーモウ(日本軍影響下で「独立」したビルマの国家代表)の『ビルマの夜明け』をもじったものです。
 ところで神戸および、西宮、尼崎についての私の原体験は、「燃える空」と結びついています。昭和一九〜二〇年ごろ、米軍空襲に晒されたこれらの街の空は、夜真っ赤に燃えていました。ときどきスーと赤い球が降下する。大阪湾の対面にある泉大津から、よく見えました。神戸と聞くと、反射的にこの光景が順に浮かびます。これらの街の名前を覚えたのも、このときです。この時の強烈な印象が五歳児の脳裏にあまりにも強く残っているために、「港町」、「ハイカラな街」という形容が、私には今一つぴたりときません。
幼児の「刷り込み」が、いかに激しいものか、一つの例としてご紹介いたします。