地球へ途中下車第40回

素敵な熟年ご夫婦の1年間世界旅行の記録

前回までhttp://d.hatena.ne.jp/KokusaiTourist/20130526

今日もベネチアなどイタリアの3日間です。

2011年10月15日(土) 04時49分32秒
イタリア
【水路の街ベネチア
ベネチア(ベニス)に着きました。
ベネチアはバスや車はなく、水上交通がその代わりをしています。

ベネチアの宿は悩みでした。ドミなのに一人50ユーロー…(=2人一晩100ユーロ)のホステルが、しかも一軒しか空いてない…ってどうしましょう?
 
だけど、ローマのときも、ローマセントラル(テルミニ)駅から、メトロとバスで約1時間離れてしまえば、広い敷地内にプールもランドリーもスーパーもレストランもある便利なキャンプビレッジの仮設住宅のような快適なバンガローが2人一泊46ユーロだった経験を活かし、今回も中心地から少し離れた場所に目をつけ探してみたのです。(中心地から遠い宿は到着日はドギマギしますが、地下鉄・バスの乗り方、土地感がそこで一気に養われるので、あとはかえってラクです)。

ベネチアの宿探しで困っておられる旅行者のみなさん!

リベルタ橋を西側に渡ってしまったメストレ地区は穴場です。
今回、泊っているHOTEL&HOSTEL COLOMBOはメストレ駅(ベネチア・サンタルチア駅の一つ手前)から徒歩5分。ホテルの前がすぐバス停で、地図上では遠くに見えていますが、ローマ広場まで10分で行くことができ、バスはしょっちゅう来ます。シャワー・トイレ付のダブルルームが60ユーロ。

…ってわけで、今日も到着後、部屋に荷物を置くと、さっそくバスに乗って出かけてきました! 水上バスに乗ってサン・マルコ広場まで。

明日はセレナーデ付きの宵闇のゴンドラに乗る予定です!
(寒くなければ…)

ところで今日、ローマ駅でベネチアまでの座席指定をとるのに並んでいると、同じく世界一周ブロガーご夫婦とお会いしました! なんと、アユタヤでも、ハンガリーでも見かけてくださっていたそうです!…日本人の世界一周旅行者同士はけっこうあちこちで出会う、って話を聞いたことがありますが、ほんとうにそうなんですね! 

心強く、うれしかったです!またどこかでお会いしたいです!



2011年10月16日(日) 15時42分57秒
イタリア
【迷子になるのが楽しみ】
昨日は宵闇のサン・マルコ広場へ、水上バスで行ったので、今日はローマ広場から歩いて行った。
地図を片手に、通りの名前を確認しランドマークとなる有名寺院等を辿って行くのが常のやり方か。
広い通り、細い通りをくぐりぬけ、運河に沿って歩いたり、道が複雑すぎ今どこにいるのか…。気がつくと同じ場所に出たり…迷わず行くのはどうやら無理らしい。

ふと見ると、街のあちこちに→サン・マルク広場、→ローマ広場への矢印がある。
地図を捨て、子どもの頃の探検家に戻り、サン・マルク広場を目指す矢印を頼りに右往左往。


こうしてまちの懐奥深く入り込むと、観光客でいっぱいの大通りの表情とは異なる、このまちで暮らす人々の生活に触れることができる。
たぶん2度と行けない喫茶店でケーキ2個とカプチーノ2杯で4,4ユーロー(サン・マルコ広場では10ユーロ以上する)の美味しいケーキ屋さんで休んだり(トイレも貸してもらった)。0.8ユーロの水(サン・マルコ広場では1.5ユーロ以上)を買ったり、そこに住んでいる感覚が楽しいし、店の外観・雰囲気から、ガラス工芸などの好みのショップを宝物を探すように捜す。

時間を忘れ、気がつくと本日のメインイベント、宵闇のゴンドラセレナーデの乗船時間が迫る。
7時30分乗船だったが、宵闇というよりすっかり日が落ちて(夏場は宵闇からになるのか?)写真もうまく撮れないので船頭さんの写真だけ。

…サンタルチアなどを聞きながらの夜のベネチアのロマンチックな雰囲気を期待していたが、同じゴンドラに乗っていたのは(6人一組)イタリア人女性の2人組。盛り上がり方がハンパではない。歌が始まると全員、大声で大熱演。橋の上から見ている観光客に手を振り、こっちまでへおいでと呼びかけ、チャオ連発。

底抜けに明るい、大爆笑と大合唱のゴンドラセレナーデ体験でした。

チャオ! チャオ!

2011年10月17日(月) 06時00分41秒
イタリア
【イタリア人気質】
ベニスからミラノへ、ユーロスターなら2時間。特急で行くと3時間。1時間の違いなら追加料金(一人10ユーロー)が要らないユーレイルパスのファーストクラスの特急で行くことにした。
ユーロスターに乗るイタリア人は少なく、特急に乗る外国人も少ない。つまり特急はイタリア人だらけ。
おまけに2等車は満員で立っている場所もないのか、あふれ出た客がファーストクラス車内まで流れ込み(座ると一等のチケットを要求されるので座らない)立ち客で一杯だ。

イタリア人が一杯の車両は賑やかなこと賑やか。男性に限らず女性に限らず、あっちこっちで周りを気にせずに早口&大声で途切れることなく喋りまくっている。やかましい。少しは静かにしろと叫びたい。
こんな騒音の中、トイレにも行けずイタリアの雰囲気を楽しみながら3時間後、ミラノに到着した。。