"鉄人"金本さん講演

プロとして生き抜く術 じゃらんフォーラムが開催
業界紙トラベルニュースより一部紹介
リクルートライフスタイルは5月27日、大阪市内のホテルで「じゃらんフォーラム2013」を開いた。経営へのヒントを得ようと旅館ホテル関係者約400人が参加した。
 基調講演は、元プロ野球阪神タイガースの主砲で、今は解説者の金本知憲さんが「人生を賭けて―苦しみの後には必ず成長があった」を演題に登壇。フリーアナウンサー梅田淳さんを聞き手に、野球人生の経験から「プロ中のプロ」としての心構えに迫った。 
 金本さんが鉄人と呼ばれるまでになったのは「努力」の賜物だという。「8割の努力では勝負にならない。10ではなく12から13やらないとと考え、がんばり続けた結果」。さらに「努力は自分のペースと自己分析。何が足りないか、何を努力すればどうなるのか自分で考え抜くことが大切です」と呼びかけ、野球に限らず本番がすべてのプロの世界で生き抜く術を語った。


「努力と計画」
プロ時代に仕えた監督から、上司への対し方も披露した。「おだてることも結果を出すこともアリ。常に心身の準備をしておくことが大事で、いい意味でも『一寸先は闇』と考えていた」。モチベーションを保つ秘けつは「(目標や努力に対して)区切りを設けること。切り替えや反省するために期間設定は必要。何事も計画です」と話すなど、宿経営や自己研さんにヒントとなるような言葉を残した。

フォーラムは大阪のほか、東京や仙台などでも開催。金本さんも各会場で講演したがタイガースのおひざ元・大阪では一際盛り上がり、参加者は経験談を自身にあてはめて考えていた。