地球へ途中下車第52回

写真掲載が復活しました。長らくご迷惑をおかけしました。当ブログ編集者

素敵な熟年ご夫婦の1年間世界旅行の記録


前回までhttp://d.hatena.ne.jp/KokusaiTourist/20130707


今日はいよいよイスタンブールに入ります。


2011年11月20日(日) 02時47分27秒
トルコ
イスタンブール名物・サバサンド】

コメントにリクエストがあったからではなく、もともと今日、行くつもりだったんです。
ガラタ橋のサバサンド…


夕暮れの旧市街から見た新市街です。
イスタンブールはほんとうはエキゾチックな街、異国情緒が漂う街です。

サバサンドはガラタ橋付近に行ったら何軒もあると聞いていました。
…ありました。
橋の下がぜんぶサバサンドを出すレストランです。熾烈な呼び込み合戦をやっていました。

橋の上からみなすごい勢いで釣りをやっています。サバを釣っているわけではないと思いますが…
橋の向こう側にも3軒ほど、海に浮かんだ船を調理場にして、露天で店を出していました。


こっちのほうがおもしろそうで、客が集まっていそうなので、ここで食べることにしました。


トルコ人も観光客もここに来たら、みなサバサンドです。
たぶん、どこで食べても同じ味?…と思いますが…

半分に開いたフランスパンに、焼いたサバ半身、レタス、玉ねぎをはさんだだけのシンプルなフィッシュサンドイッチ1個5リラ(4リラのところもあった)。

テーブルの上の塩をレモン汁を豪快にかけて、ガブリといきます(トルコのフランスパンは基本的においしいです)。
塩を相当、かけたほうがいいです。できればコショウもあったほうがいいと思います。

夫と妻の感想は…
メニューとしてはなかなかよくできています!イギリスの塩っ辛いベーコンだけをはさんだサンドイッチとかに比べたら数倍おいしいです!生のたまねきが特にマッチしていていい役割をはたしています。

ただ、魚に関しては舌の肥えている日本人中高年の我々としては、
サバに脂がのっていない。トルコのサバはえらい貧相や…
というものでした!

そしてみんないったい何を飲んでいるんだ? あの赤いのは何? と思ったら、どうやらサバサンドは1,5リラのピクルスがつきもの、お約束のようです。これはサバサンドと一緒に食べるとおいしいようです。


きゅうりとキャベツのピクルス

これはたぶん、鯖寿司を食べるときの甘酢しょうがの感覚でしょうね。

日本はいま、秋サバの季節ですねー!


2011年11月21日(月) 00時45分40秒
トルコ

トルコ人の飲み物?ターキッシュシャルダン

イスタンブールの新市街は、旧市街とはまた違う表情があります。アジアとヨーロッパ、東西の交差点と呼ばれる、ヨーロッパ側の顔です。


新市街へはトラムで終点のカバタシュまで。そこから地下ケーブルでタキスィム。タキスィム広場からは下り坂を一番賑やかな通りを下っていけば、自然と、ガラタ塔の横を通って、ガラタ橋の新市街側、カラキョイへ出ます。

路上パフォーマンスもいっぱいで、思わず「ペルシャの市場にて」の音楽を想像させるような活気と音楽にあふれた賑やかな通りです。

色あさざやかでおいしそうな食べ物やさんがそこらじゅうにいっぱい!

トルコ料理は基本ケバブですが、チョルバスと呼ばれるスープや(ルーマニアブルガリアでもチョルバでした)、煮込み料理、お米のご飯など結構おいしく、飽きがこない感じです。野菜や果物の種類も豊富で色、味ともに濃い…



ズッキーニのなかに詰め物をした煮込み料理。ヨーグルトをかけて食べます。7リラ(350円)。

坂を降りるとそこは鮮魚市場でした。


屋根の上でかもめが、おこぼれを狙っています。

わざと赤いエラを出して並べておくのは鮮度を強調しているのでしょうか?

漁師料理ふうのフィッシュレストランで、サバステーキ(7リラ)とサーモンステーキ(10リラ)を注文。
…ふと周りを見ると、ヨーロッパ人の観光客の飲み物はみなコーラや水。トルコ人は全員「シャルダン」と呼ばれる赤い飲み物を飲んでいます…

…できるだけ、郷に入れば…の夫と妻。さっそく、ウエイターさんに指さして「あれと同じものがほしい」と注文しました。すると「シャルダン? no、no。 Its ターキッシュドリンク。たぶん外人には味がダメ。合わない」と、ジェスチャーで説明します。

…ええから…。かまわず注文しました。

( ̄ー ̄;

…昨日のサバサンド with ピクルスの付け汁のドリンクそのままでした。

…日本でいうならちょうど甘くない赤紫蘇ジュースのような味? 生臭い魚の匂いや脂っこさを消すのにいいんでしょうか?子どもにはたくさん与えていない様子。大人の味ってヤツですかね!

…夫と妻的には「あり」と思いました。

港にコーランの声が響き渡ります(お祈りの時間がくるとスピーカーで放送している)…

イスタンブールのエセンレルオトガル(オトガルはバスステーションの意味。ルーマニアでもオートガラでした)を21時出発のギョレメ(翌朝8時30分着)行きの深夜バスに乗り込みました。料金は市内からのピックアップを含めて1人55リラ(2750円)。
映画やっているテレビ画面はあるし、wifiつながるし、お菓子にチャイ付き!

…ブリティッシュエアウエイズビジネスクラスよりサービス、ええのと違うかっ! (…ってそれぐらいロンドン→イスタンブールのブリティッシュエアウエイズビジネスクラス、ひどかったです…)


目が覚めると、ギョレメ。カッパドキア奇岩群の真っただ中でした…

洞窟ホステルに今日から2〜3日間、泊ります…


2011年11月22日(火) 14時26分12秒
トルコ
【空から見たカッパドキア(気球に乗った!)】
午前5時10分、ホステルの前で迎えの車を待つ。ホステルの大型犬から猛烈なラブコールを受ける…(実はオス犬だった)

テレビで何度も見た熱気球による、空から見たカッパドキアを体験するのだ!

バルーンツアーの申し込み

昨日、ホステルに着くや否や、ホステルの主人がチェックインそっちのけで猛烈にツアーの勧誘。
イスタンブールで紹介されたツアーを見せながら値段交渉。結果、一人10ユーロ高くなったが、クレジットカード払いができるということで商談成立。1人100ユーロ(高いのか安いのか…)
トルコはクレジットカードが使えるところが少ない。そして何故かユーロ建てが存在する。
イスタンブールのホステルもユーロ建てでクレジットカードは使用できなかった。相手の言うままにトルコリラに換算され損していることはわかるのだが、どれぐらいかまったく検討がつかなかったので手持ちのユーロをすべて払い、不足分をトルコリラで払ったので、手持ちのユーロはゼロ。そして今回のツアーもユーロ建ての現金払いだった。
実はルーマニアでもユーロ払いが必要になり、その時はATMからルーマニア レイを引き出し、それをユーロに両替した。
ヨーロッパでは緊急用の現金としてUSドルよりユーロの方が必要と思い知った。
この後、ギョレメのATMを見ると不思議なことにトルコリラの他にユーロ、USドルの引き出しが可能だった。

気球から
話は横にそれたが、気球は実は2回目の体験だ。初めては北海道で。でも、そのときは地上から気球にロープがつながっていた。聞くとロープが無いと気球が風に流されどこに飛んでいくかわからないからという説明だった。
今回はロープがつながっていない。

気球は音も無く浮き上がり、どんどん高度を上げていく。夢にまで見たカッパドキアの景観。風に流され、ギョレメの町が小さくなっていく。

高度600メートル、750メートル、そしてついに1,000メートル(雲の中)。
高度を下げ、また高度を上げるこの繰り返し。

そして約1時間、気球は静かにトラックの荷台の上に着陸。飛び立った位置から100メートルも離れてない。


気球は風任せなくちゃんと運転できるのだ。びっくりした。
シーズンには3,000人が気球に乗るそうだ。1つの気球に20人として150台。今日はその1/3の50台、それでもすごい景観だった。