地球へ途中下車第63回
前回までhttp://d.hatena.ne.jp/KokusaiTourist/20130811
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2011年12月21日(水) 17時13分11秒
モロッコ
【二度と同じ道に戻れないモロッコのメディナ】
カスバの門です。
カスバとは城壁にぐるりと囲まれた要塞都市のことで、モロッコ、アルジェリア、チュニジアなどのあちこちにあります。
どうせカスバの夜に泣く……
カスバの女たちです。
共同井戸で0洗濯のさいちゅう
…カスバのニワトリ…。
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ところで、カスバを含むメディナ(旧市街地)、
…二度と同じ道に戻れません。
道が複雑・怪奇すぎます。
明日はさらに世界最大の迷路といわれているフェズ(世界遺産)へ移動します!
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2011年12月22日(木) 08時51分43秒
【モロッコ酒とタバコ事情】
独り言
今日はタンジェからフェズへの移動日のため、とくに書くことがないので、この旅行で思っていることを…。
「タバコ吸うの」とタイで日本の青年に聞いた。「日本では吸っていなかったがこっちでは安いので吸っている」とのことだった。日本人にかかわらず旅行者の多くはタバコを吸っている。安いと吸うんだと妙に納得した。
ところが、タバコの高いヨーロッパでもタバコを吸う人が多い。あの北欧の国でも道端は吸殻が散乱している。
タバコを吸うと罰金との警告表示も数多くある。
トルコのタバコの外箱には黒くなった肺の写真などタバコの害がリアルに印刷されている。
そんなタバコを吸っているトルコ人に「タバコを吸うな」と注意した観光客に「このタバコ7リラ(約350円)するぜいたく品だ。あんたに吸うなといわれる筋合いではない」という風なことで相変わらずスパー、スパー。
1日2箱のヘビースモーカの夫が禁煙して約6年。もうすっかりタバコの縁が切れたと思っていたが、多くの人がタバコを吸う環境に放り込まれ、吸いたい気持ちが再発している。タバコを禁煙成功率は短期間で50%以下で一生なら更に低い値になると聞いていたがその通りだと思う。
薬物(ニコチン)中毒に完治はないと気を引き締め禁煙の挑戦は続くのだ!!
もし、タバコの売ってない国に行ったら…。
ところが酒の売ってない国が…。
タバコとお酒、もしどちらかを選ぶとすれば、の質問にお酒。タバコは百害あって一利なし、お酒は百薬の長。お酒に軍配が上がるが、お酒の位置づけも国によって様々だ。
ガス入りの水の値段とほぼ同じ値段でビール、ワインが飲める国から販売時間が6時までと決められている国、国が直接販売店を開きそこでしか買えない国などなど。
モロッコ、トルコ、エジプトなどはイスラム教の影響力の強い国。イスラム教の国に来たとハッキリわかるのは、お酒が飲めないこと。売っていない。
そう、イスラム教ではお酒は禁止されている。若いころ聞いた話では飲めないのは建前で厳しくないと聞いていたのに、この旅行で「酒はあるのか」と聞くと白い目で見られる。
1967年の第3次中東戦争で大敗したアラブ諸国はその原因をコーランの教えに忠実でなかったと自己批判しイスラム教原理主義が生まれた。
そう戦争がお酒を飲める国から飲めない国に変えたのだ。(コーランとイスラム法を厳密に守るようになった)
寝酒(晩酌)が習慣になっている夫。飲めないで口さびしい日々はしばらく続く。<補足>
イスラム教徒でない外国人に酒を飲むなと強制していませんので、飲もうと思えば飲むことは可能ですが、「ビール」と注文するとノンアルコールビールが出てきます。
お酒を飲める店、売っている店を探す努力が必要です。
旅行中はその国の人になることをモットーにしているので、お酒の売っていない国はお酒の飲めない国とあきらめています。
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2011年12月23日(金) 03時13分58秒
モロッコ
【モロカンの道はフェズと続く】
タンジェのバスステーションを朝10時に出たCTMのバスは
賑やかな車内ですね…
↑白い線は、バスの前面ガラスに入っているヒビです…
(長距離バスはだいたいお昼に30分ぐらいの昼ごはんタイムがあります…)
2人とももうおなかペコペコです。
なんだっていい! みんなが食べているものなら…
みんが並んで買っているものを………
……生肉? ですかい?!
ミンチやらレバーやらいろいろ…。
買ったら、それをそのまま、あっちにもっていって…
…焼いてもらって、パンにはさんで食べる…
んー! 肉が新鮮なので、おいしいーー!!!
一人20DH(200円)…
…マラケシュに次ぐモロッコ第二の観光都市、フェズにやってきました。
バスが止まったのは新市街。我々が泊まるのは旧市街(メディナ)。
乗合タクシーで12,5DH、場所が違って、また同じタクシーにのって5DH…(ハメられたのか?)…
ようやく、予約していたリアド(かつての個人の大邸宅を宿泊施設に改装しているホテルで旧市街のあちこちにある)にたどり着きました…(1泊2人40ユーロー)
たしかに壁のタイルとか天井とか、インテリアとかは見ごたえはあるのですが…、
建物が古いため…寒い…
おまけに夜、ラウンジ(邸宅の食堂)でネットをやっていたら停電でいきなり真っ暗に…
かんたんには復旧しそうにないのか、オーナーがろうそくを持って来ました…
( ̄ー ̄;
ま、日本も昔はそうでしたが…しょっちゅう停電があって、ろうそくは一家に一つの必須アイテムだった時代がありましたが…
約15分後に復旧…
…なかなか手ごわいモロッコです…