アメリカよ! シリアへの軍事介入の策動は止めよ! 日本よ! アメリカ追随を繰り返すな!

シリア情勢が緊迫している。“軍事介入”にイギリス議会が反対を決議し、首相も議会の意思に従うと表明。イギリスの決断は重い。中国、ロシアは反対し、賛成は今のところフランスくらい。世界の市民はイラクの経験を踏まえ反対している。米国内にも市民はもちろん議会でも反対の声もある。
国連の調査中にもかかわらず軍事介入を決断したオバマは“孤立”しつつ、敢えて議会の承認を求めた。
日本政府はといえば、一昨日、官房長官が“仮定の問題には答えられません”と無責任な記者会見。昨日、安倍首相は“米国をはじめ国際社会としっかり連携を取りながら(シリア情勢が)少しでも改善していくよう対応していきたい”“しっかり情報収集に努めた上で、わが国の立場を考えなければならない。
これは、アメリカ単独での軍事介入を支持する伏線ではないか。“国際社会との連携…”とは?“情報取集…”とは?  “同盟国”アメリカの言いなりでなく、独立国としての自主的判断をしなければならない時であるはず。
今朝のサンデーモーニングで、司会の関口氏はじめ多くのコメンテーターは、「“同盟国”だからといって唯々諾々の姿勢ではダメ」と。一方、ゲストコメンテーターの某氏は、オバマが議会に承認を求めたため“行動”がずれ込むことに懸念を示すなど、軍事介入を急かす発言も。
日本政府は、イラク戦争で「大量破壊」が発見されず開戦の根拠が破綻しても、イラク攻撃支持、自衛隊派遣の過ちについて未だに反省の姿勢もなく総括すらしていない。
いままた同じ過ちを繰り返させてはならない。平和憲法を持つ国としての役割を果たさせなければならない。ただちに、シリアへの軍事介入反対の態度を取らせるため、そして“集団的自衛権解釈改憲で可能とし戦争する国へ突っ走る”安倍政権の手を縛るため、あらゆる草の根から声を上げていきましょう。