地球へ途中下車第84回

素敵な熟年ご夫婦の1年間世界旅行の記録


前回までhttp://d.hatena.ne.jp/KokusaiTourist/20131019

今日からいよいよアマゾンに到着、ピラニア釣りなどアマゾン満喫です。
○○

2012年02月29日(水) 09時22分02秒
ブラジル
【元気なブラジル】
ロドビアリア…
(長距離バスターミナル)

ブラジルをバスで旅するとき、オブリガード(ありがとう)に次いで重要な単語です!

長距離バスターミナルから市バスでセントロ(旧市街)へ。
…帰りは同じバスに向かい側から乗ればいい?と思っていたら、道が一方通行…
タクシーは高くつくし、外国人の旅人だとなんか遠回りしてさらに高く取られているような気がする…ちっとも安全と思わないので、できるだけ、バス。
が…バス、ひどい混みよう… 
日本だったら、
「チェッ、言葉もわからん外人が、そんなでっかい鞄もって、市バスに乗るな!タクシーに乗れ!タクシーに!」ってひんしゅくの視線をひしひし感じるところだけど、ブラジルの人はみんなおおらかで楽天的。鞄がころげそうになっても笑って受け止めてくれたり。
…肌の露出度と他人との距離感、開放性って関係ありますかね!?


ところで、サルバドールの下町で。危険もかえりみず船着き場で遊ぶ元気な子ども。

おもわず1960年代の日本、NHKアーカイブを思い出しました!

そして、このバスターミナルの混みよう。日本にもこんな時がありました。

1970年代 会社帰りに飲み屋で宴会。テーブルの上にビール瓶が並んでいく。


サルバドールのまちではあちこちで生演奏のライブをやっていてビール一本で聞くことができました。活気があります。まるで1980年代のビアガーデンの雰囲気とそっくり。


ブラジルは今、日本の1970〜80年代の雰囲気が漂っている。

日本が元気だった頃の活気を肌に感じ、何事も楽しく見えてきます。
元気をもらっています。

2012年03月03日(土) 09時23分54秒ブラジル
【あなたと越えたい〜アマ…ゾ〜ン川】
ブログ、2日間、更新できませんでした…
ご心配おかけしました。

アマゾン川およびアマゾン川河口エリア、インターネットがつながりませんでした…

サルバドールを出て、またまた二泊三日、36時間長距離バスでやってきたのは
アマゾン川河口のまち、ベレン

ここから1泊2日のアマゾン最大の中州の島(と言っても九州と同じ面積がある)
マラジョー島へにある牧場へのアマゾンファームステイツアーが出ています。

アマゾン川ボートクルーズにはじまり、ピラニア釣り、アマゾンの夜の生き物探検のナイトクルーズ、広大な湿原での水牛乗り、乗馬、ハンモックでお昼寝…
と盛りだくさんな内容でアマゾンの自然を満喫しました!

明日から写真付きで報告します!
○○
2012年03月04日(日) 12時42分42秒
ブラジル
【カルモ牧場─アマゾンで水牛乗り】
アマゾン川河口最大の島マラジョー島、カルモ牧場へ行くには…

まず、アマゾントラベルでカルモ牧場ファームステイツアーに申し込みます。
アマゾントラベルは、アマゾン河口のまち、ベレンの長距離バスターミナルから歩いて行ける場所の日本人会館のなかにあります。
一泊二日ひとり350R(約17500円)。これは自分たちで牧場まで行く場合の費用。日本語ガイド、ホテル送迎とが付くとなんと2倍以上になるので、当然、自分たちで牧場まで行くことにします!

朝6時30分にベレンの10番埠頭を出発(15R)。なんとベレンのまちに買い出しに来ていた牧場オーナーのカジッコさんが一緒に乗ってきました。

途中で夜が明け、
マラジョー島のカラマ港まで2時間30分。

そこからタクシーで40分。(50R)
アマゾン川のボート乗り場につくとカルモ牧場のボートが出迎えてくれます。
ここからすでにアマゾンボートクルーズがはじまります…

…これだけですでに相当満足しそうなジャングルクルーズです。
写真はうまく撮れなかったけど、サル、ナマケモノ、熱帯のきれいなちょうちょ、熱帯の鳥、オームなどに普通に遭遇。

魚採りをする島の人たち

カルモ牧場が見えてきました。
着いたらまず手作りチーズやケーキのおやつでウエルカムした!

それから最初のアトラクションは水牛乗り!
水牛に乗ると「ハイ」と言って手綱を渡された。「えっ、手綱を引っ張ってくれるのでは?…」でも大丈夫。我々二人にインストラクター役のカウボーイが二人。馬に乗ったカウボーイが水牛の尻を鞭で叩いてリードしていく。それにしても水牛はおとなしい。


アマゾンの湿原を切り開いた広大な牧草地を水牛に乗って悠々と移動します。
水牛は身体が大きいので乗り心地はゆったりしていて抜群。

戻ってきたらお昼ご飯。牧場での食事や飲み物代はすべて費用に含まれています。
奥さんの手作りでお料理はかなりおいしい。
ご飯のあとは、風に吹かれハンモックでちょっとお昼寝休憩…これが最高にきもちいい…


午後からは今度は乗馬体験です!

夫、60にして生まれてはじめての乗馬です!(もちろん水牛もはじめてですが…)
水牛も馬もよく人になれていて、後ろで別の馬に乗っているオーナーのカジッコさんのかけ声だけで言うことを聞いてくれ、初心者でもひとりで乗ることができるのですが…
ただ、カジッコさんはイタズラ好き。水のなかにつっこむ場面で馬を突然走らせたり、カウボーイと4頭で草原を走ります。もう、振り落とされそうです。
案内にあった『馬が慣れているのではじめての方でも大丈夫です。ただ、バードなので体力的に自信のない方は他のアクティビティで楽しんでください』の意味がわかった。もし落馬したら…雨季の牧場は一面水浸の上、背の高い牧草が育っているので柔らかいマット、落馬しても怪我はしない、でも泥だらけになるので着替えの心配をしていた。

こんな草原を、自分ひとりで馬に乗っていくのは最高のきぶんです!

心も身体も元気になるアマゾン牧場体験。

地球は広い! 地球上にはこんな場所があるんですね!

乗馬のあとはアマゾン川でピラニア釣りに挑戦です!
                         (明日に続く)



2012年03月05日(月) 11時59分53秒
ブラジル
アマゾン川でピラニア釣りに挑戦!】
昨日に引き続き、アマゾン、マラジョー島カルモ牧場、ファームステイです…

水牛乗り、乗馬に次いで今度はアマゾン川でフィッシングに挑戦です!
ラニアは釣りあげたら、手を噛まれないように気をつけろとのこと…
アマゾン川の水は茶色く濁っています。この下にはどんな魚たちが生息しているんだか…

えさは豪快にこんな生肉です…こんな肉に食いついてくるって、どんな凶暴な魚が釣れんだか…
…と思っていたら…

こんなん釣れました
…って
見たことがない魚ですが、アンタ、ダレですか?
でもピラニアは釣れない…
薄暗くなり、どしゃ降りの雨が…
と、夫の竿に大物の手ごたえ!
これは大きい!
雨のなか必死でリールを巻く!
水面に姿を現した魚の大きさを確認して、カジッコさん、ボートの底から何かを取り出した!
タモ網か? と思ったら
なんと
こん棒!
水面で魚の頭をバンバン叩く!…

上がってきたのは体重5キロの大ナマズ

その夜の牧場ごはんはナマズの煮物でした!
新鮮なせいか意外とおいしかった…


晩御飯のあとは夜の生き物観察ナイトクルーズに出発。
カピバラ、ふくろう、ヘビ、ワニなどを発見!
でも夜のアマゾン川はちょっと怖い。
目が光る夜のカピバラ


水から顔を出す赤い目のワニを発見!
でもライトを照らすと水に沈んでしまった…
ワニが沈んだ瞬間

アマゾン川のワニの写真が撮れなかったのは、フィンランドで野生のトナカイを見たのに動きが速く、写真が撮れなかっときと同じぐらい残念でした!)

翌日、「今日は何がしたい?」との問いかけに、2人とも思わずもう一度へフィッシング!と。

やっぱりピラニアは釣れなかったけど、豪快なアマゾンフィッシングに大満足でした!

◆カルモ牧場でできるアクティビティは…
水牛乗り、乗馬、カヌー、ジャングルクルーズ、ナイトクルーズ、フィッシング、ジャングルトレッキングなどです。乳搾りなどが体験できる日もあるよう
…ハンモックでお昼寝やプールでのスイミングは、自由にいつでも好きなときに…

何がしたいか、希望を聞いてくれます!体力や希望に合わせて、体験を選ぶことができます。

アマゾン体験と、牧場体験ができて一粒で二度おいしいです。

10時30分、自家発電機のスイッチが切られます。この日は雨季で夜は雲で星が見えませんでしたが、乾期に来ると、あたりが真っ暗なので、星空がすごいそうです。ホタルは見ましたが…。

牧場のおうちの2階がゲストのお部屋。

牧場の生活に合わせたステイになりますが、ホストご夫妻がものすごくよくしてくださるのと、環境がだいたいもうびっくりするような環境なので、アマゾン流域へ行かれる方には、アマゾンがぎゅっと詰まったカルモ牧場、強くオススメします!