【参院に今こそ良識の発揮を願う】

自民党幹事長の発言、本人と推進勢力の本音が漏れたもの。批判を浴びても、ブログからは削除しない、書き加えをすると開き直るばかり。ますます法案の危険な本質が露わになってきた。
官房長官は、デモとテロを同一視は否定したものの、「法令の定める範囲で行われる限りは“言論の自由”だ。」などと、憲法に基づく言論の自由に条件を付ける。一般論でなく、どのような法令で言論の自由が制約を受けるのか、言ってみたらいい。最高法規である憲法が定める人権条項の意味をよほど貶めたいのか。そういう意味では確信犯と言うべきだろうが、憲法へのあまりの無知の成せる技かとも思ってしまう。
★確信犯であれ無知であれ、いずれにしても、知る権利の保証、情報公開という世界の流れと真逆の“いつか来た道”の再現につながる。日本国民は世界が経験した諸困難と教訓をもとにした歴史的成果としての平和憲法の下で民主主義の力を磨いてきた。今こそその力を発揮する時だ。
参議院議員が所属会派を問わず、国民の選良として、子を持つ親として、日本の未来のために、いま執るべき道は何かと熟慮の上、悔いなき選択−廃案しかない−をされるよう強く望む。