地球へ途中下車第99回

素敵な熟年ご夫婦の1年間世界旅行の記録

前回までhttp://d.hatena.ne.jp/KokusaiTourist/20131207

今日はボストンからナイアガラです。
○○
2012年05月06日(日) 10時56分52秒
アメリ
ボストン美術館で思ったこと】
ボストン美術館の特徴は作品に近づいて観ることができる。
壁に飾られたゴッホの「郵便配達人ジョゼフ・ルーラン」。近づいて筆のタッチを見ることも可能だ。何も障害がない。

美術大学生?が絵の真ん前で模写している。
フラッシュを使わなければ写真撮影もOK!

ルノワールのブージヴァルのダンスの前に置かれた長椅子に座り、時間を忘れるぐらいボーっとしてみたいと思っていた。
残念ながらこの希望は実現できなかった。ブージヴァルのダンス が展示されていなかったことと、見学に来る人が増えたため?か、絵の前に長椅子がほとんど置かれていないので絵の前で長椅子に座り休憩がてらボーっとできなくなった。

もうひとつ驚いたことは、日本関係の展示が少ないこと。アメリカ以外の展示は、ヨーロッパの次に中国、日本(4会場)は第3位だ。ちなみに韓国は今年の11月に1会場が新たに開設される。

日本はアメリカのことを今も一番大切に思っている。そしてアメリカも以前はそうだったように思うが…、今は日本より中国のことを一番大切に思っているみたいだ。

中国語表示が思った以上に多い。日本語の表示はどこに行ったんだろう。
『写真は近日投稿予定』

2012年05月07日(月) 06時44分38秒
アメリ
【ボストンの赤いレンガ道、フリーダムトレイル】
ボストンは古い都で、なんとなくアメリカの京都、という感じがする都市です…

今日はまちの真ん中のボストンコモンからチャールズタウンのバンカーヒル記念塔まで、名所めぐりができる「フリーダムレイル」という道を歩きました。

ボストンコモンの観光案内所の前から赤いレンガの道が続いているのです!これを辿っていけば迷子になることがありません。
オズの魔法使いのドロシーになったきぶん。

いざ出発!
本当に赤いレンガを辿っていくと次々と…

パーク通り協会

キングスサウス集会所
素晴らしい!

ちょうどお腹が空いた頃にファニエルホールプレイスマーケットに出ます。
おいしそうなサンドイッチやシーフードがいっぱい。
最近のアメリカは量少なめ、健康志向傾向ですが、ここは古き時代のアメリカ!大きいことはいいことだサイズ・オブ・アメリカです。

食後には大道芸も見たりして…

ここでトイレにも行っておきましょう…

フリーダムトレイルは古いまちのなかをどんどん続きます…

ところどこと、ちょっと笑ってしまうような道もあります。

子どもをつれて行ったら楽しめると思います。
大人だって楽しいです!

チャールズリバーの橋を渡り…
ネイビーヤード、旧海軍の造船所。
ボストンが京都なら舞鶴か?
世界最古の戦艦、コンステチューションン号にも乗船。

ようやくゴールです!
バンカーヒル記念塔。
294段の階段を登ると展望階まで上がれるそうですが、…断念しました…

フリーダムトレイルは全長4キロちょっと。歩くだけなら2時間ぐらい。
見学したり、途中でお昼を食べたりしたらやっぱり4〜5時間ぐらいかかると思います。
帰りはコミュ二ティカレッジ(オレンジライン)から地下鉄に乗ってダウンタウンまで戻ってきました!
ボストンは…
マイアミがリゾートビーチで
ニューヨークが刺激的な大都会で
ワシントンが芸術と文化の首都なら
ボストンは…落ち着いた古い町並みを残す古都。
今日、観光名所でまわった場所はほとんど奴隷解放運動の集会や演説が行われた場所でそういう進取気鋭の風土や、まちがもつ雰囲気が京都とどことなく似ていて…肌に合います。
パブリックガーデン(さしずめ御所?)

東海岸のなかではボストンが一番好きです!

右の車はダックツアーと言って、第二次世界大戦のとき、水陸両用車として開発されたものを観光用に使っている。このまま川に入ると船になるらしい…。

アメリカはやっぱりどこに言っても戦争色がつよい…








2012年05月08日(火) 10時35分29秒
カナダ
【ナイアガラの滝、カナダ側に宿泊】
今回の世界一周旅、44か国めの国…
カナダに入国しました!
カナダのゲートイン都市は、世界遺産96か所目…
ナイアガラの滝、カナダ側のまち、ナイアガラフォールズ・オンタリオです!
(…ちなみに川の向こうのアメリカ側のまちも同じく「ナイアガラフォールズ」なので、気をつける必要があります。グレイハウンドではアメリカ側はナイアガラフォールズ・ニューヨーク、カナダ側はナイアガラフォールズ・オンタリオ、と州の名前をつけて呼んでいるようでした…)

ボストンを夜7時50分に出て、途中、朝7時、バッファロートロント行きに乗り換えました。計13時間。到着30分ぐらい前に国境を通過します。荷物を全部持ってバスから降りたら、入国審査を終え、パスポートにハンコを押してもらってカナダ入国手続き完了(アメリカ出国手続きはなし。逆も同じ)。待っているバスに再び乗り込みます。

…川を一本隔てただけなのに、この景色はたしかにカナダ。

そして人々も地図を見ながら歩いている我々に、親切に声をかけてくれたりして、たしかにここはカナダです。

予約しておいたB&Bまではこんな道を徒歩30分…

でも、「あっ、これってカナダの国旗のカエデ?…」

忘れな草
リスも数匹現れて、ぜんぜん退屈しません…

宿泊費が倍ほど違うので(カナダのほうが断然安い!)、ナイアガラではカナダ側に泊まることにしたのです!

今回泊まったここのB&Bはお部屋も広く…
コーヒー、紅茶フリーの自由に使えるキッチンつき
ベランダつき

バスルームは浴槽つき!

レインボーブリッジまでは歩いて5分(ベランダからレインボーブリッジが見えている)…
滝の正面までも徒歩10分ぐらいで行ける場所にあって、
税込み2人一泊65ドル。…ボストンで泊まっていたホステルの半分の値段です。

…それにしてもナイアガラの滝って、本当にまちのすぐ近くにあるんですね!(アメリカ側は違うかも?)

イグアスの滝がブラジル側もアルゼンチン側も、まちなかから30分ぐらいバスに乗り…国立公園のなかに入り…そこからさらにまたバスに乗って…って行くのがすごく大変だったので、簡単に滝が見えたのには、拍子抜けしてしまいました。

そして対岸が近い…アメリカがすぐそこです。
レインボーブリッジは歩いて渡れるし。
もう、観月橋向島ぐらい(?)の近さです…

むむむ…。三大瀑布は
 1、ナイアガラ 2、イグアス 3、ビクトリア
…の順に回らないとがっかりする、という話を思い出しました!
イグアスに比べると、どうしても形はきれいにまとまってはいるのですが、規模、荒々しい自然のダイナミックさに欠けるように思えて…
(ちなみに中国の山は、桂林、黄山武陵源の順番、と言うらしい…)
でも、でも、今日は天気がいまいち悪かったからかも。(雨)
レインボーブリッジは、晴れていたら、その名の通り、虹がかかるかも…

明日は晴れることを祈って、明日、霧の乙女号に乗ることにします…。
滝の写真は、明日撮るものを紹介します。
明日に期待!




2012年05月09日(水) 11時13分54秒
カナダ
【ナイアガラ滝 見るカナダ、感じるアメリカ】


翌朝…事態(天候)は、なぜかさらに悪化。

これではわざわざ「霧の乙女号(ミストボート)」に乗らなくても、すでにまちじゅう霧だらけで何も見えません…まるでSF映画の世界です
( ̄ー ̄;

ボートに乗っても真っしろしろだろうしなあ…もし晴れていたら、もしかしたら行かなかったかもしれないのですが…、川上にあたるアメリカ側へ、レインボー橋を渡って行くことしました…

50セント払って…

カナダからアメリカへ
…やっぱり観月橋より短い橋だったです…

でも橋の真ん中には国境のしるしがある
当然ですが、パスポートが必要です!
日中になるにしたがって少し霧は晴れてきました。
で、アメリカ側。やっぱり来てよかったです!

こっちのほうが、水の高さが目線、身近で迫力があります。やっぱりカナダ、アメリカ、両方見たほうがいいです。イグアスのブラジル・アルゼンチンと同じく、全体が見えるカナダ側、滝が落ちるところに近づけるアメリカ側です。
「滝を見るならカナダ、滝を感じるならアメリカ」、という感じです。

全景。カナダ側からみたことろ。手前がアメリカ滝、奥がカナダ滝。


アメリカ側から見たアメリカ滝。向こうに見えているのがレインボーブリッジ

…同じアメリカ滝を正面、カナダ側から見たところ

アメリカ側から見たカナダ滝


…同じカナダ滝を正面のカナダ側から見たところ

で、霧の乙女号はアメリカ側からもカナダ側からも、同じコースを行く船が出ていますが…

…でもよく考えたら我々、イグアスの滝で、すでに滝のなかに入っていって頭から水をまともにかぶる、というボートに乗っていて(水着の上にライフジャケット着用)。…しかも今日は雲っていて、滝がはっきり見えなさそうなので…今回は滝の裏側を下までエレベータで降り、歩いて滝に接近するアトラクションを選ぶことにしました。

これにはアメリカ側には風の洞窟ツアー、カナダ側にはジャーニー・ビハインドというツアーがあり、我々はアメリカ側の風の洞窟に行くことにしました。昨日、カナダ(対岸)から歩く人が見えていておもしろそうだったのです…

入り口でチケットを買い、黄色いポンチョとサンダルに着替えると53m降下するエレベータに乗り、そこから遊歩道を歩きます…

これは…どちらかというと台風のなかを歩く体験の感じです。ポンチョの胸元から容赦なく水が入ってくるので、首にタオルを巻いておいたほうがいいと思います。
マイクを持っていたら台風の実況中継です!息ができないくらい風圧がすごいです。

このポンチョとサンダルは終わったあと、お持ち帰りができます!…ポンチョのほうは脱ぐときすでに破れてしまいましたが、サンダルは使えそう…11ドルでサンダルつき、と考えればコスパは意外といいかもしれません…

あと、天気がいまいちよくなかったので、せめて映像でナイアガラを体験しようと
ナイアガラ・フューリーという体験型シアターを見ました…
ナイアガラ、オススメ観光ルートは…、
宿泊費が安く、滝に近いカナダ側に泊まり、
まずアメリカ側へ渡って、2か所のポイントから滝が落ちるところをまじかに見る。
そのあと、カナダ側に戻り、川沿いをテーブルロックまで行き、その間に全体像をじっくり見る。

お昼のファーストフードはアメリカ側のほうが若干安いのでアメリカ側で食べる(カナダは食事は高い)(さらにB&Bやホステルの朝ごはんのとき、コーヒーを水筒に入れて持っていき節約する)。

我々は今回、乗りませんでしたが、霧の乙女号は定番なのでぜひ乗ってください!
あとのアトラクションはお好み次第で…
ちなみにカナダ側には、霧の乙女号を含む4種類のアトラクションがパックになったセット券がありました!(全部行くとお得ですが、3つまでなら単品のほうが得です)