地球へ途中下車第104回



素敵な熟年ご夫婦の1年間世界旅行の記録

前回までhttp://d.hatena.ne.jp/KokusaiTourist/20131222

今日は,旅の実践編を1本と、ロスアンジェルス、サンフランシス。
2012年06月01日(金) 12時53分35秒
旅の実践編
【世界一周・旅の宿の探し方】

旅行にかかる費用は、宿泊費、交通費、食費、観光費、その他だ。

…宿泊費は毎日のことなので、ここをどう節約するかでずいぶん全体の予算がかわってくる。我々は出発前、後発国3000円、先進国5000円というめやすをたてていた。実際には後発国では3000円より安く泊まれ、先進国では平均5000円ではちょっと厳しい。

今回はできるだけ費用を抑えるために私達の実行してる安い宿の探し方を報告する。

■ドミトリー形式の宿がどこの観光地でも最も安い。
我々も旅行当初はユースホステルのドミトリーによく泊まった。しかし夕方到着して次の朝出発するという寝るだけの場合を除いて、最近は基本的にはユースやバックパッカーズでも、あればプライベートルームをとるようにしている。

ドミトリーは友達ができる、情報が交換できる、安い、など若者にとってはメリットの多い。しかし、年齢が高くなるしたがってどうしてもドミトリーを避ける傾向が見られる。

目撃談1.午後12時頃、廊下で酔っ払った50歳位の男性が夫に声をかけてきた。「今から寝るために部屋に戻って来たところだ。…」後の言葉は聞き取れず。どうも同年齢なので酒でも飲まなければ寝れないよと同意を求めているようだ。これは性格によるもので一般的ではないと思うが、イビキをかくと周りに迷惑をかけると思うと熟睡できず、逆に他人のイビキがうるさくで寝れない。男は年を取るとイビキをかきやすくなる人種なのだ。

目撃談2.朝方、一晩を廊下の椅子で寝たと思われる50歳位の太り気味の女性が寝ていた。多分ドミトリーは2段ベッドの上段を指定されたのだと推測する。上段を指定されると当然梯子を登り降りしなければならない。これがけっこうキツイ。梯子の下に荷物があり、足を置く位置を調整していたら、梯子にかけていた足の方に一気に体重がかかり足首を痛めてしまった経験もある。

■最初に、宿の探し方で旅行スタイルが決まる?
見知らぬ土地にバスから降り立ち、「さてここはどんな街だろう。今日はどんなところに泊まるのだろうか」と思うだけでワクワクしてくるという長期旅行者は多い。これは我々も同じ。この方法は宿に直接行くので、値段交渉をはじめ、宿のロケーション、部屋の確認などが確認できコストパフォーマンスが最も高いやり方だ。私達も宿泊地に午前中に到着する場合や予約なしで宿がみつけられる街の場合、採用する方法だ。しかし、現地でイベントなどがあった時や、週末などは宿が見つからない可能性が高い。宿探しの途中で雨が降ってきたことも何度かあった。宿を決めていない場合、最悪、駅で一夜を過ごすぐらいの覚悟が必要だ。これがトラブルの遠因になったこともよく聞く。…さもなければ飛び込みで非常に高い宿に泊まらなければならなくなる。
非常に高い、といっても物価が安いアジア、南米地域などでは野宿するよりは…でどこなりと宿を確保できる。しかし、ヨーロッパ、北米では軽く1万、2万円を越えるので飛び込み方式はやめて、すべて予約することにした。5千円以下を目標に、それに近い宿を探す。

■宿の探し方は
二人旅なのでメインはhttp://www.booking.com/ 予約代が無料
サブとしてはhttp://www.hostelworld.com/ メンバーになると予約代が無料
上記サイトで見つからない場合、他にいろいろなサイトで検索している。

これらを検索して一番安いところからチェックし、ゲートイン場所・到着するバスターミナルや空港、駅からの利便性、観光への利便性を考えて予約をとる。朝食つきかどうかも結局2人で10ドルぐらいの支出になるので考慮。

予約を入れておいたほうがスムーズにいく反面、デメリットは宿を先々まで決めてしまうとスケジュールが硬直化し、「ここにもうすこし居たいなあ」とか「ここは飛ばして予定になかった○○へ行こう」という、自由旅ならではの気ままさが制限されること。
なにごとも一長一短だ。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

サンフランシスコからバンクーバーへ移動中です!(飛行機)

2012年05月27日(日) 16時38分41秒
アメリ
【北米で風邪薬】


…読者のかたに教えていただいた風邪薬を買って飲みました。

日本から持ってきた風邪薬はアジアでなくなり、ヨーロッパで一度日本から送ってもらう荷物に入れてもらって入手、大事にしていたのですが、それも南米でなくなり…、以前一度ロンドンで風邪薬を買って飲んだら薬疹がでたことがあり、今度は在住日本人の方からお勧めのものを聞いてから買おうと思っていたのです…

 効きました!

 これ、タイレノール、よいかんじです!

2人とも風邪、どうやら収束してきたようです。
さてカナダから1か月ぶりにアメリカ・ニューヨークに戻ってみると…

 暑いです…

前4月末に来たとき、「ここはなんちゅう寒いとこや!」と思い、今回はGパンの下にパンストはいて備えてきたのですが、暑いやんか…

当たり前か…だってもう5月の末。あれから一ヶ月、夏に近づいているんですもんね!

それにしてもまちのあちこちで工事をしていたり、新しいお店になっていたり、たった一か月前なのに、まちの変化が激しいことにびっくりです。

再ニューヨークでのお目当てはBOOKOFFです!

単行本を5冊、持っていったら、2ドル20セントで引き取ってくれました…

これって日本よりいくないか?

…おまけに「いま、福引をやっています」、ということでガラガラを回したらなんと赤玉! 大当たり!

5ドルぶんのお買い物券をもらいました…。

ということはまた新しい1ドル本を5冊買って…

つまり、タダで本を新しいのに5冊交換してもらっておまけに2ドル20セント手に入れた?…

 ニューヨーク・わらしべ夫婦?

そしてまちのどまんなかにあるポートオーソリティーバスターミナルから…

エアポートバスで…(ニューヨークには空港が3つ、正確には3つあります…)
ニューアーク空港からAAで6時間、ロスアンジェルスに来ました!

これから約一か月ほどでアメリカ・カナダの西海岸を回ります!






2012年05月30日(水) 04時59分39秒
アメリ
ヨセミテ国立公園へバスで行ってきました】

ヨセミテ国立公園へは、マイカー、レンタカーでのアクセスがほとんどですが、
サンフランシスコとロサインジェルスからバスで行くこともできます。
…どちらからもまず「マセド」というまちまでグレハンまたはアムトラックで行き、そこから「YARTS」というバスで2時間40分(往復一人25ドル)でヨセミテ国立公園に着きます。

入口付近

公園内では無料のシャトルバスが21ポイントを循環していて、マイカーで行った場合も車は駐車場に置いておいて、このシャトルバスを利用してエリア内を回るようです…

公園内を循環する無料シャトルバス

ここはとにかく素晴らしい!の一言につきます!
アメリカ人がこよなく愛している自然、国立公園第一号だということがよくわかります。

ヨセミテバレーは5億年前のプレートの移動でできた大地の大きな裂け目で全体が谷あいの渓谷に位置しています。

山はほとんどが岩山で、それがダイナミックな造山活動と崩落で奇観を形成し、そこに数々の谷、小川、湖が点在。

これがヨセミテ! というのではなく、この公園一帯の風景が、空気、水、風がとにかく素晴らしい!

草原に無数に整備された小川のそばの散策路を歩いていると、高い杉木立の間からみえる景色、岩山の形が次々に移り変わり、滝が現れ…

ヨセミテ

湖が出現し、
ミラーレイク
…それぞれが自分だけのお気に入りの景色を見つけるのがたのしい、そんな感じなのでしょうか?

無料のシャトルバスに乗って気にいったところで降り、周辺を散策し、またシャトルバスで移動します。…我々は着いたらまず最初にシャトルバスでぐるりと公園内を一周し、どこを散策するか、計画をたてました。

いたるところにトイレや食事できる施設などが配置されています。そのへんはアメリカです。園内では飲食のあとはゴミを放置しないこと。熊が出るらしいです…野生の鹿はあちこちで見ましたが…

今夜の我が家です。
とにかくヨセミテでは公園内に泊まることを強くオススメします!
豪華な一流ホテルから、持参テント自炊生活まで、あらゆるタイプのステイがそろっているようです。
私たちが泊まったカリービレッジというテントハウス村は、トイレ、シャワーは共同。ショップやレストランなどの設備があります。食事はレストランで食べている人、テントの前で自炊している人、いろいろでした。ちなみにテントの前のボックスは食糧庫です。テント泊で110ドル…ため息がでますがシチュエーションを考えると仕方ないです。ちなみにイチバン安いハウスキーピングキャンプなら、ひとり4人相部屋テントで10〜20ドルぐらいで泊まることもできます…(寝袋がないと寒そうですが)

…今度はどこに泊まって、どんなかたちのステイをしようか?アメリカ人はみんなそんなふうに考え何度もここも来ているみたいです。

公園内に泊まると夕日に照らされて赤くなったハーフドームが見られるのと…

なんと言っても星空がすごいです!

公園内は夜は灯かりがほとんどない!(懐中電灯必須ウです)

杉木立のぎざぎざに縁取られた空に輝く満天の星は宝石箱かキャンデーボックスのようで、サハラ砂漠の360度の星空や、南米の南十字星とはまた違った美しさでした…

またいつか来てみたいなあ…今度はあの道を歩きたい、そう強く思わせる場所でした。

2012年05月31日(木) 14時39分06秒
アメリ
【サンフランシスコ・定番一日観光】


やって来ました! サンフランシスコ!

世界じゅうのなかでも妻が大好きな都市のひとつです!

…今日は朝から気合を入れて観光モード。インフォメーションに行き…

サンフランシスコの観光インフォメーションには日本人アドバイザーがおられ、一日でどこをどう回ったらよいか、詳しい地図やアドバイスがもらえます。

夜景ポイントにどうやってアクセスすればよいかも教えてもらいました。

まず、一日乗車パスを購入しました。インフォメーションで売っています。

これはバス、メトロ、ケーブルカーが載り放題で1人14ドル。

サンフランシスコのバスは一回2ドルですが、ケーブルカーが6ドルもするので、ゼッタイに買うほうがお得です。そしてサンフランシスコは坂がハンパなく多く、よくこんなところに街をつくったな…と思うほど、その坂がキツイので、歩いて観光するのはムリです…ケーブルカー、バス、メトロを使いまくります…

まずはインフォメーションのま横からサンフランシスコ観光の目玉、ケーブルカーに乗ってハーバーまで。これは最初は、乗ることそのものが観光目的なのですが、だんだん普通に移動の足になっていきます。便利だし、何度でも乗りたい楽しい乗り物ですてす…

途中のロンバートで降りて、名物のくねくね道を拝見。
よくこんな道路、つくりましたよね…

…再びケーブルカーを捕まえ、終点まで乗ったら、海岸沿いを歩き…28番のバスでゴールデンゲイトブリッジへ。

ここはどうやらお天気がよく、空が青いときは水蒸気が発生し霧が出る…霧のないときは空が青くない、というきれいな写真が難しいカメラマン泣かせの場所のようです。

水が冷たく、潮流が早いのだそうです。水の色、空の色の美しさと関係がありそうです。

この橋は歩いてわたることができます。向こう岸はカナダではありませんが…(←それはナイアガラ)
でもあまりにも長いので一本目の橋脚のあたりまででひきかえしました…

フィッシャーマンズワーフにやってきました。ここで遅めのお昼。

定番のサワーブレッドのクラムチャウダーです。

…土地の定番料理ですが、まあ値段が6ドル(500円ぐらい)なので、お腹も空いていたし、いいとしましょう。南禅寺の湯豆腐よりはマシです…。ついでに「世界の食べなくてもよい定番料理ベスト1」は、フランスのモンサンミッシェルのオムレツと思います…

ピア39は最近どこにでもあるハーバーの商業施設のかんじでした。

コインズタワーからの360度のまちの眺めはちょっと素敵です。ミニチュアでつくった模型のようです…ゴジラが出てきそうです。

そのあと、アラモスクエアーにも行きましたが、ここも行かなくてもいいかん…。
その後、いったんホテルに戻り、防寒体制を整え、近くでチャイニーズ料理を食べ、昨日、降り立ったグレイハウンドのバスターミナルまで来ました。

ここから108番のバスで橋を渡り、トレジャーアイランドまで行くことができます。島の入り口でバスを降りるとそこがちょうどサンフランシスコの街を海から眺められる対岸のポイントになっているのです。

…写真は準備不足でうまく撮れませんでした。ゴメンナサイ!
108番のバスはトレジャーアイランドを一周すると約15分後に同じ場所を通るので、帰りはそのバスを捕まえて再びバスターミナルまで戻ってくることができます! 降りるときに運転手さんに声をかけておくと気にしてくれます…

昨日、ヨセミテからサンフランシスコにグレイハウンドで来たとき、ちょうど同じ時間に橋を渡ったのですが、昨日のほうがどうやら気温が高かったのか、空の色が青紫色できれいだったです…。

でも夜景がしっかり見られて満足!

とにかく、今日は大まじめに観光客した2人でした!

ケーブルカーのぶらさがり乗りは背中のリュック禁止