地球へ途中下車第108回
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素敵な熟年ご夫婦の1年間世界旅行の記録
前回までhttp://d.hatena.ne.jp/KokusaiTourist/20140104
今日は再びアメリカに戻りラスベガス滞在です。
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2012年06月18日(月) 17時27分18秒
アメリカ
【ラスベガスを低予算で100倍楽しむ方法】
…さてラスベガスには名だたる超豪華ホテルが建ち並ぶストリップと呼ばれている通りと
ラスベガスのそのもそもの発祥の地でもある、ダウンタウンの地域と、二つに分かれています。
そしてこの二つの地域は3キロぐらい離れているのでバスでの移動になります。
デュースと呼ばれる2階建てバスの24時間走っていて一日乗り放題券が7ドル。
まあストリップ自体も端から端まで相当距離があります。お隣のホテルとの間もかなり離れていて、バス停でゆうに一つぶんの距離があるので、このバスチケットは必須です。ダウンタウンは歩いて回れるサイズです。
今回、我々は、ダウンタウンのモーテルに宿泊しました。
理由はまず第一に宿泊費が安いこと。ダウンタウンのホテルは平日だと2人一部屋一泊30ドル台からあります。これは意外でした。
またLAからのアクセスが、グレイハウンドバスの場合、バスティーポはダウンタウンにあるので、ダウンタウンのホテルまでなら徒歩で行けること。
もう一つのメリットはこちらに来てわかったのですが、どっちに泊まってもダウンタウンには一回は行かなきゃならないのです…ダウンタウンのフリモントストリートのアーケードの天井が巨大スクリーンになったエクスペリエンスは一見の価値あり、で
…でこの通りは昔のラスベガスの面影を残す、といわれている、いちばんにぎやかというか、怪しい通り…なのです。
怪しい人や…
パフォーマンスがいっぱい繰り広げられています
ストリップはそれぞれのホテルが完結していて、隣のホテルまでかなり距離があり、どこが一番にぎやかな場所か? というとなかなか難しく(それぞれのホテルが中心?)…ラスベガスに来たからにはやっぱり一度はこのダウンタウンに来ないと…しかもフリモントエクスペリエンスがやっている日没後…(日没から24時までの毎正時にショー)に来て、また帰らんとあかん、と。
その点、ダウンタウンに宿があると、日中はストリップへホテルめぐりをしに行き、帰ってきたときにフリモントへ立ち寄れて便利なのです。
もちろん、ストリップの豪華ホテルに泊まるメリットは、ホテルのなかにカジノあり、テーマパークあり、レストランあり、プールあり、のリゾートっぷりぷりです。あちこちのホテルへ見学に行くのももちろんいいけど、一日はマイホテルでゆっくりしたいです。宿泊客のみへの特典もあると思います。料金は2万円〜ぐらい。戻ってきたときに一泊だけしようかなと思っています…
…とまあ、どこに泊まるにしても、ラスベガス攻略はまず、我々もなんかの本の通りに、書いてあったコースを2日に分けて行ったのですが、朝、一番南の端の巨大ピラミッド、ルクソールホテルから始めるのがよいと思います!
ここのバフェ(食べ放題)は値段のわりに種類が豊富なので、朝ごはんまたは朝昼兼用(16〜17ドル)を。
その後、モノレールに乗ってニューヨークニューヨークへ。このホテルのなかにはニューヨークの町を再現した横丁があってとってもおもしろいです。道頓堀にある、なつかしの昭和を再現した極楽商店街を思い出しました…
あと、パリスでパリの街やベネチアでゴンドラなどを見てまわりながら、その都度、カジノを下見したり、休憩したりして…ベラッジオ前の噴水は15分に一回、ショーがありますが夜がやっぱりきれいです。
一番北の端はサーカスサーカス。
ここのバフェも安いと評判なので、夜をここで食べてもいいかも。
サーカスショーは1時間に一回ぐらいやっていますが。無料でしかも椅子に座って見られるので疲れたときにお得です。
このルクソールからサーカスサーカスまでの間の主なホテルを転々とあちこち見てまわるのが定番観光と思います。無料のショーを見てまわるだけでも相当雰囲気は楽しめます。
夜になると、トレジャーアイランドの海賊ショー(22時ほか)や、ミラージュホテルの火山の噴火(23時ほか)が一時間に一回あるので、そんなんを見ていると一日が過ぎてしまいます。
食事は一回は、ルクソールかサーカスサーカスのバフェを食べて、あとはホテル内のフードコートなどを利用!
サーカスサーカスの周辺にマクドやデニーズ、安いタコス屋なんかもあります。
カジノで座って何かゲーミングしているときは無料で飲み物が頼めるので(チップは忘れず渡す)、喉が渇いたら、とりあえずスロットかなにかに座って5ドルぐらいで挑戦してみたらいかがでしょうか。
…それにしても、ラスベガスはアメリカの最もアメリカらしい街だなあと思います。尽きることのないエンターテイメント。繁栄と消費、虚飾と贅沢の極み…。
ダウンタウンへ向かう途中にちょっとさみしい部分があって、建て替え中の寂れた建物の向こうにネバダ州の砂漠の岩山が見えるのですが、いったん派手なネオンに慣れるとなんだか心寂しくて、そうしますます灯かりのある場所に人は集まるのかな…なんて思ってしまいました。
…で、最後に夫と妻のカジノの戦績ですが…
勝てませんでした…
ついつい、あっちのホテルでこっちのホテルで…
スロット、ダイスマシーン、ブラックジャック、といろいろと遊んでしまいました。
勝ったり負けたりしたのですが、トータルすると負けました!
モナコで勝ったぶんをラスベガスで放出してしましました。
むむむ…ベガスは甘くなかった!…
明日は一転して大自然のなか、レンタカーでザイオン国立公園へ向かいます!
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2012年06月19日(火) 13時11分08秒
アメリカ
【アメリカのハイウエイでパトカーに呼び止められた!】
楽しかったラスベガス♪でガス。
(結局、4泊した)
ホテルのバフェ(食べ放題)は、ルクソール、サーカスサーカス、トレジャーアイランドで食べましたが、夫と妻はトレジャーアイランドをイチオシしたいと思います。
で、レンタカーを手に入れました!
おととい、ラスベガスに着いてからインターネットで申し込んでおいたのですが、一週間、カーナビ付で約25000円でした。
フォードです! ハンドルにわけのわからんものがいっぱい付いています! そしてライトをどうしてつけるのかわからんまま…、そうでなくても、毎回、方向指示器を出そうとして、思い切り!ワイパーを回してしまうというのに…(しかもこのワイパー、カマキリの手のような動きをするしな)。
…ラスベガスを出発したのが午後3時。
無事、ハイウエイ#93に乗りました!
アメリカのハイウエイはほんとうになにもない砂漠の真ん中をひたすら走るのですね…アクセルを踏む足が疲れます。
自分では時速80キロで走っているつもりが車のメーターがマイルの表示で、120〜130キロぐらい出てた! でも周りの流れもそんな感じ? 制限速度も120のようだし?
…で、ええ調子で、追い越し車線をずーっと走っていたら、
ん? バックミラーを見るとさっきから後ろにぴったりパトカーがついている…
イヤな感じ…
スピード違反????
あわててスピードを落として、様子をみる。
すると後ろのパトカー、突然、上のライトをくるくる回して(アメリカのパトカーはくるくるがいっぱいついている)警戒音を出し始めた。
やっぱり! どうしょう?
右に寄って路肩に止まらんとあかんのかな?
のろのろ、右車線に移動し、路肩に止める。
するとパトカーも後ろに止めて、すぐにサングラスをかけた警官が降りてきた!
あー、ついに海外でスピード違反! 罰金ってどうやって払うんだろう?
(外人だし、見逃してくれないかな?)
いきなり
WHAT ARE YOU DOING!
「なにをやってんだ! 免許証見せて!」
と。
恐る恐る免許書を差し出し
「スピードオーバー?」
とうなだれると、
「違う!」
遅すぎる!
は?
……
「追い越し車線では100キロから120キロで走らなければならない。それをあんたは75ぐらいで走ってた。走行の邪魔になるじゃないか!」
というわけなのです…
どうやらパトカーが後ろについていたところまでは別に何の問題なくて、スピードを落としたことが問題だったようです…
はあ〜よかった…
…日没までには国立公園のなかにあるロッジに尽きたかったので、ザイオンは飛ばしてブライスキャニオンへ直接きました。
ちょうど4時間。
ロッジについてからまた一びっくり。
7時半だと思っていたら、もう8時半…。
国内に時差のある国は大変です…
今日は早く寝て、明日はがんばって早起きしてブライスポイントから朝日が昇るのを見に行きます!
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2012年06月20日(水) 12時22分33秒
アメリカ
【カッパドキアのアメリカ版?ブライスキャニオン】
ブライスキャニオン国立公園に近づいてきてびっくり。岩が赤い!
…国立公園のなかにあるロッジに泊っています。
アメリカの国立公園はホンマに、よう整備してあります。規模がすごいです。
ヨセミテもよかったけど、予約がとれたら、ぜひ国立公園の中に宿泊することをおすすめします! 直前でもキャンセルとかが出るのか、案外と前々日、前日でも空いていることがあります。
夜、周辺に明かりがまったくないので、星空がきれいなのと、緑が多く空気がおいしい。鹿などの野生動物が普通にいます。
で、今朝は朝5時過ぎに起きて5時50分にブライスポイントまで車で行きました…(今日の日の出は6時7分だと聞きました)
ご来光です。日中は暑いのに、早朝は寒いです…
朝日が登ると光を受けた部分が金色に輝きはじめます。
帰り道、朝ごはん中の鹿と遭遇
ブライスキャニオンは石灰岩の侵食でできた奇景です。
最近までインディアンたちの聖地だったそうです。
景観が一番似ているのはトルコのカッパドキア。そしてアメリカンなだけあって、色がピンク!?
人気のトレイルを、ひとつだけ歩きました。
つづれ織りの道を下っていきます。
一番下の底まで到着。岩と岩が迫っています。
しばらく歩いてまた登り。ほんとうに赤い!
ロッジに戻って近くのジェネラルストアで洗濯!
明日はアンテローブキャ二オン、モニュメントバレーまで行けたら行こうと思います!グランドキャニオン、フラッグスタッフ、セドナのグランドデンサークルを一周してラスベガスへ戻ります。
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2012年06月21日(木) 10時12分59秒
アメリカ
【アンテロープキャ二オン観光、行くなら11〜12時!】
アンテロープキャニオンは個人観光ができない。
先住民族のナバホ国内にあり、ナバホ族が許可するツアーに参加しなければならない。観光地になったのは1990年代に入ってからとつい最近らしい。
「アー、早く到着すれば25ドルで観光できたのに」…と声が聞こえた。
チケット売り場の列に並んで時計を見ると12時45分。13時出発のツアー代は25ドルだ。「我々は25ドルのツアーに観光できる」…と喜んだのもつかの間、「12時出発。1人40ドル、キャッシュオンリー。名前は?…」と、12時出発のツアーの最後の参加者に自動的に組み込まれた。
えっ? いま何時? 11時50分?
実はユタ州のブライスキャニオンとアリゾナ州とでは1時間の時差があったのだ…。
しかし…なぜ、他の時間帯は25ドルで11時、12時発だけが40ドルなのか? その理由はあとでわかった。
洞窟入り口(入り口まではトラックで行く)
岩の割れ目が渓谷の入り口
水の侵食と光のコラボレーション
アンテローブキャニオンはときどきこの周辺で発生する鉄砲水が岩を通り抜けた跡なのだ。
ナバホ族のガイド・ヘンリーさんの必需品はスコップ。これでアンテロープキャニオン砂漠の細かい砂を空中に撒き散らして光の筋を演出する。おかげで体中砂まみれ、何人かはマスク持参で観光していた。
流れ落ちる砂が光の川を作り出す
全長150mのトレイルが終わると同じ道をまた戻る。さっき、光が刺していたところで写真を撮ろう、と戻ってみたら、あれ? 光が…ない…?
13時10分。太陽が真上から移動して洞窟に光が差し込まなくなったのだ。光と影の演出はどこに行ったのだろう。水の浸食の跡だけが妙に生々しい。ツアー代金15ドルの差額はこの光の演出代だったのに気がついた。
…我々は偶然にせよ、実はものすごくラッキーだったのだ。
天使になった妻…このまま昇天するのか?
行くなら11〜12時!→正確にいうなら「太陽が頭上に来る時間に合わせて行く」
■アンテローブキャニオンへの行き方
ブライスキャニオンからアンテロープキャニオンへは#12から#89に入り、西部の荒野のなかをひたすら走る。遠くに 3本の煙突が見えてくる。
ペイジの町の手前で#98への分岐を見逃さないように#98へ移動。しばらくすると先ほどから見えていた3本の煙突が目立つナバホ発電所(Navajo Power Plant)が左側にあり、その手前を右折したところがツアー入り口。
入り口で6ドル払い、駐車場に入り、その奥の小屋でツアーのチケットを買って時間まで待つ。
ブライスキャニオンからは車で実際には3時間かかるが、時差があるので2時間、ということになる。
モニュメントバレー近くのカイエンタというまちまで来ました!
アンテロープキャニオンからモニュメントバレーも時差が1時間ある。
明日はモニュメントバレーを見学し、グランドキャニオンまで移動します。
※カーナビの目的地の入力
カーナビを借りたが目的地の入力に苦労した。アメリカは広い?からか使い方が間違っているのかグランドキャニオンと入力しても何もヒットしない。住所で入力しようにも目的地の住所がわからない。カーナビの小さい地図をスクロールして目的地を表示させ地図上をクリックすることで目的地を入力していた。
しかし、今はグランドキャニオンを「グーグルマップ」で検索し近くのホテル等をクリックすることで英語の住所を知ることができる。こうして知った住所を目的地に入力している。
もっと簡単な方法がありましたらお教えください。