当労協国際ツーリストも1995年1月17日、神戸元町の本社(当時は株式会社)も壊滅的な打撃をうけました。しかしみなさんのご支援により今日しっかりと土台を築きつつ未来に向かって歩んでいます。

だから…1月17日には、今の立ち位置をぶれさせないために、当ブログで当時のことを振り返ります。2008年にはこんな記事もありました。

■[1月17日] 50周年記念誌“PRIDE”より
阪神・淡路大震災を社員が一丸となり乗り越え、再生を果たした軌跡   その4 ユニークなボランティアにも献身
〔映画「男はつらいよ」のロケ誘致〕

 国ツーも参加していた「長田街づくり懇談会」で、“山田洋次監督の映画「男はつらいよ」を神戸に”という情報があった。

震災復旧に立ち向かっていた5月のある晩、缶ビールで盛り上がっていた七条、富田、堤、桝本、松岡の面々が、勝手連「寅にイッチョかもう会」を結成した。

映画の粗ストーリーを作り、明石を訪れた山田監督に七條が“直訴”。全国を旅する寅さんと、旅を仕事とする国ツーの接点をアピール。差し出した勝手連自作の粗ストーリーにじっと見入る山田監督…。

監督は「今回は既に構想とロケ先は決まっているので、本編を神戸でというのは無理。しかし、ワンカット、例えば仮設住宅フラリと訪れる寅などの工夫は今からでも出来るし、何らかの形で神戸の震災は記録したい。」との言葉をいただき七条は大感激。

「長田街づくり懇談会」は、9月に「寅さんを迎える会」実行委員会を立ち上げ、当社も参加、ニュースを発行するなど事務局を引き受けた。10月には長田でのロケ撮影が行われ、正月に「男はつらいよ 寅次郎 紅の花」が上映された。