地球へ途中下車第122回
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素敵な熟年ご夫婦の1年間世界旅行の記録
前回までhttp://d.hatena.ne.jp/KokusaiTourist/20140215
世界一周旅行は終わりましたが、『旅の実践編』などとして貴重な情報を届けていただきます。
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旅の思い出編
【世界の「アリですか?」驚愕の宿・ベスト8】
2012年07月30日(月) 14時41分09秒
日本は連日の猛暑日です!
今日も熱中症警戒レベル5が点灯しています…
…夜も30度を下回らない熱帯夜が続いています。
ね、ね、寝苦しいです…ヽ(;´Д`)ノ
…というわけ…で、今回は世界で泊まった驚愕の宿ベスト8です。
いやあ…いろんな宿に泊まりましたが、今回の選考基準はいちおうどれだけ驚いたか?
その「びっくり度」で選んでみました…。
まずベスト8は…
砂漠の真ん中、砂の上のテント
サハラ砂漠2泊3日ラクダツアーは2泊とも砂漠のテント泊でした。
行った時期はクリスマス。それでも昼間、太陽が出ていると半そででOKぐらいに暑い…これが夜になると極寒になります。
砂のうえに毛布を敷き、ふとんのかたちに毛布を敷き、毛布をかぶって寝る…
タイツからコートから持ってきたありたけの服を着て寝ます。
みなさん、それでも凍えるぐらい寒くて寝られなかった!という話を聞きましたが、…実は私たち、そうでもなかったです…実は2人一緒に寝て、毛布を倍重ねにし、互いの体温を保温しあうと結構あたたかいのです! このときだけは…夫婦でヨカタ…とオモタ…
http://ameblo.jp/book-myn/theme2-10047044071.html#main
ベスト7
高山病にはキツかった!クスコの日本人宿
クスコ標高3300mで高山病にかかり悪化しました。その原因のひとつには泊っていた宿がキツかったこともあります! ドミでなく、2人個室だったのですが、1晩目は夜中に降り出した雨で雨漏り。荷物が被害にあうなか、あちこちからバケツをかき集めてきてものの、部屋のいたるところかでポタンポタン…寝られない。
寝込み始めた頃から断水で24時間以上、水が出ない…(クスコは高地のため断水はよくあることで、どこの家やホテルも水のタンクを備えているのですが…、それがなかった…)高山病は特に水分をマメに摂取しなければならず、それにおなかを壊すのでお粥などやわらかい食事が好ましいのですが、水がでないと食事がつくれない…お茶も飲めない。
そしてトイレはてんこもり…
高山病でなければすべて「おもろい!」で片付いたのですが、体調不良のときにはキツい宿でした!
ベスト6
水道の水が茶色い、アマゾンの宿
水が3段階のレベルに分かれていました。
…まずトイレで流れる水はアマゾン川そのまあで茶色の濃さ=アマゾン100。
…水道から出てくる水はそれより50%ぐらいの濃度で茶色が薄く、浄化が入った水。手を洗ったり、汚れ物や魚や果物を洗ったりするのはたぶんこの水。
…そして最後が飲料用のきれいな水で部屋では水差しに入れてありました。歯を磨いたときに口をゆすいだり、飲んだり。
…悩んだのは顔は洗うとき。これって、飲料用の水使用? 水道の茶色50%の水使用か?
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ベスト5
ニューヨーク・チャイナタウンのベット幅ホテル
宿泊代がべらぼうに高いニューヨーク。それでもマンハッタン島に泊まろうと思うとチャイナタウンが一番。が、しかし…ここ、いちおうダブルなんですけど…
手前左にドアが見えています。ドアが内側に開く空間しかドアからもありません。幅、両手を広げると壁に届きそうです。着替えもパソコンもすべてベッドの上!
天井が網でつつぬけで、隣の部屋のおっちゃんの咳・タンはもちろん、爪を切る音まで聞こえました!
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ベスト4
元雑居房がドミトリー、オタワの元監獄ユース
元独房を3部屋つないで2人用のプライベートルームに、そして元雑居房を2つつないで8人用のドミトリーに…って、粋なはからいなんだかなんなんだか…
( ̄ー ̄;
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ベスト3
テーブルもベッドも塩!ウユニ塩湖の塩のホテル
床は塩、テーブルもイスもベッドも塩の塊…
当然、身体は塩だらけになります…
ベスト2
アイルランド・アラン島の
「ここは本当に★☆★ホステル?」
アラン島に渡る一日2便のフェリー、夕方便に乗ったら、島に着いたらとっぷり真っ暗でハーバーには誰もいない。…予約しておいたホステルへ行くにはスーパーを左に曲がる…というキーワードのみ。途方にくれていると横にバンが止まって「乗せていってやるよ」と。ありがたや…とおもいきや、森のなかの一軒家につれてこられて、そこからはじまった恐怖の体験。「ここは本当に★☆★ホステル?!?!?」
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そして堂々のベスト1は…
一度収監されたら二度と外界には出られない
カビ臭さ世界一のインドのYH!
…そもそもインドでホテルを予約するのが間違いのモト!…でもバンコクからデリーへ行く飛行機は夜9時に着く便しかなくて、初めてのインドだし…一泊目だけは…ユースホステルなら安心かな?…と思ったのが大間違い!
入口には銃をもった警備員、入ったら朝まで出られません。あの鉄格子はなんですか? 緊張のあまり喉が渇き、館内にコーラの自動販売機ぐらいあるだろうと思ったら、ない! 水汲み場からみなさん持参の水筒やペットボトルに水を汲んでいるけど…その水、大丈夫なのか?
ベットの湿気とカビ臭さ世界一!
最悪お湯が出なくてもいい…水だけでもいいからシャワーを浴びて寝ようと思ったら(もちろん共同)、その水も出が悪い!
もうダントツで、燦然とベスト1位に輝いたインドのユースホステル!
まちがいなく驚愕・警戒レベル10!でした!
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旅の実践編
【「親切な○○人攻撃」から身を守る方法】
2012年07月31日(火) 21時58分11秒
日本は…いま…暑いです!
大阪、京都は今日、日中の気温が37度以上ありました。
殺人的な暑さです。
特に2時〜5時頃がエアコンがぜんぜん効かなくなります。
家のなかにいても熱中症になるので
今夜は夜間もクーラーをつけて寝てください
とテレビで警告しています…。
インド滞在を無事に、安全に過ごすコツは…
何と言ってもまず、お腹を壊さないように気をつけること…
親切なインド人攻撃をかわす術を身につけること…
なんだろう? と思う部分をあまり深追いしないこと…
(これって汚れてる? とか、この汚れって何の汚れ? 何の液体?とか、この下ってもしかして虫がいるのでは?とか)
道で●ン●…を踏まないように気をつけること…
とにかく、もう ムリ! ムリ!
ムリ ムリ ムリ
ムリ!!!
となってしまいがちな心をいかにコントロールするか?にかかっているのですが…
が、何と言っても一番、大変なのは、駅に降りたったとたんに
「どこへ、行く?」
「ホテルは決まっているのか?
グッドでチープなホテルを紹介してやる」
「そっちは違う! 正しい道を教えてやろう」
と、たちまち10人ぐらいに取り囲まれてたちまち身動きがとれなくなってしまう「親切なインド人攻撃」…あれさえなければ冷静に判断できるのに! 向こうから声をかけてくるインド人の言うことはほぼ99,5%、信用しないほうがよいと思います…(たまに本当に親切な人もいますが…コアラのマーチの眉毛のあるコアラぐらいのレアな確率です)
…さてその後、インドを出て、世界各地で旅行を続けた夫と妻は、南極やウユニや砂漠の強烈な紫外線、緯度の高い土地での直射日光のまぶしさを経験し、サングラスなるものを日常的に使用するようになります。
…そして、サングラスの意外な効用を知ることになったのです。
迷惑親切な○○人攻撃があるのは世界中でインドだけではないのですが、そんなとき、サングラスをかけていると、声をかけられる回数が確実に減るのです。
こ、これは…ひとことでいうと、サングラスをかけていると
怪しいアジア人、あぶない外人…
…に見えて、手を出しずらくなるのでしょうか!
でも、身を守れるのなら何に見えたっていい!
旅がはじまったばかりの日本人のほとんどが帽子をかぶっていること(これで見分ける、という話を聞いたことがあります)、そしてほとんどがサングラスはかけていない(日本人の黒目は紫外線に比較的強いからか?)こと…もまた事実です。
日本人、と見られることそのものが、歩くATM、歩く金融資産とみなされ、危険にさらされる実態が現実にあります…。
サングラスの効果…、もしまだでしたら、ぜひ一度試してみてください!