地球へ途中下車第134回


素敵な熟年ご夫婦の1年間世界旅行の記録

前回までhttp://d.hatena.ne.jp/KokusaiTourist/20140323
世界一周旅行は終わりましたが、『旅の実践編』などとして貴重な情報を届けていただきます。
帰国後・日本
【世界一周の次は月か?】
2012年08月26日(日) 22時51分24秒
「なんで世界一周旅行に行こうと思ったか?」 へのコメント、ありがとうございました!
夢は実現させるためにあるもの、
…という人生観はやはり大きいと思います。
…それからさらに付け加えるなら…
「現在、地球上に繁栄している人類の世界がこれからどうなっていくのか?
そのゆく先を、少し先の見晴らしのいいところから見てみたい、全体像が見てみたい」
という強い欲求・好奇心があった、ということもあると思います…
…アフリカでサルから進化した人類は、移動する先々の気候風土に合わせて肌の色を変化させながらヨーロッパ、アジア、ユーラシア大陸へ、そしてアメリカ大陸へ、瞬く間に地球全体に広がりました。
文明が起こり、国家が形成され、農業生産を基礎とした、いわゆる中世と呼ばれる時代が長く続きました。
いわく、平和な時代が長く続くと人口が増える。すると食糧が足りなくなって戦争や内乱が起こり、その結果人口が調整されて食糧が賄えるようになり平和が訪れ…ということを千年、繰り返してきたのですね。
…それが産業革命で機械化文明が導入されてから急激で加速度的な社会の変化が始まりました。ライト兄弟が有人飛行に成功したのが1903年、そのわずか半世紀後には人類は宇宙に到達したのです。アポロが月面に着陸したのは1969年のことでした。
…それってびっくりするぐらい早くないですか?
半世紀っていったら…、私、もう生きたしな。
産業革命が起こっていまの世界の基礎ができてからまだ200年。200年、そのうちの4分の1は、私たちは生きていて目撃したことになります。
しかし急激な変化を遂げたものは、失速もまた早い。
シーザーも織田信長も、いくら権力があっても王様でも、決して乗ることができなかった飛行機に、私たちはライアンエアーなら4900円で乗ることができます。
しかし埋蔵エネルギーを使った乗り物のなかでももっとも多くのエネルギーを消費する飛行機は、はたして今から30年後、50年後も、世界の空をこんなにたくさん飛んでいるのでしょうか?
人類は地球温暖化やエネルギー問題、原子力、戦争、格差・貧困などの危機、諸問題を乗り越えて、継続可能な新しい時代を迎えることができるのでしょうか?
それともあまりにも急速に進化した生物の宿命として、あとは衰退し滅亡していく運命をたどるのでしょうか?
 ぜひ知りたい… …2人の合言葉は「2050年までは生きて人類の行く末をこの目で目撃しよう」、です…。
今回、私たちが世界を回って少しだけ、おぼろげながら感じたことは、これからの人類の未来に希望を感じることができる新しい社会を生み出すパワーはどうやら中南米にあるかもしれない、ということでした。(ただし、アフリカへはモロッコとエジプトしか行っていないので、アフリカの現状、今を知りたい、という強い要求があります…アフリカへは行きたいです)
…ところで今日、地域の夏祭りに出かけました。久し振りにたくさんの知り合いに出会いました。…なかで大先輩の氏から…
「おかえり。無事に帰ったきたか。
で、またしっかり稼いで、今度は2人で月にでも行くのか?」
と言われました…
本日の一言です。
…それ、頂戴します!
(特にしっかり稼ぐ、という部分…)