神戸ベイシェラトンに神戸六甲温泉「濱泉」がオープン/兵庫


 神戸ベイシェラトンホテル&タワーズ(神戸市東灘区)に4月26日、天然温泉の温浴施設「神戸六甲温泉『濱泉(はまいずみ)』」がオープンした。昨年から総工費約14億円投じて、「和〜Sheraton」をテーマに館内改装工事を進めており、温浴施設はその集大成ともいえる施設。世界のホテルブランド「シェラトン」の世界水準のホスピタリティに「和のもてなし」を融合させた世界に比類のないホテルを目指す。
 神戸六甲温泉「濱泉」はホテルに隣接する複合商業施設「シェラトンスクエア」の3階に立地。広さ約1600平方メートル。男女大浴場、湯上がり処、エステやネイルサロン、タイ古式マッサージなどの各施設を整備している。男女大浴場には露天風呂、打たせ湯、寝湯、水風呂、ドライサウナ、ホットカウチなど多彩な湯船を揃え、別途、貸し切り風呂も備える。


露天風呂
 温泉は一昨年秋、ホテル北西角で掘削を開始。昨年4月、地下約1600メートルの地点で湧出した。泉温は56.5度、最大毎分400リットルという豊かな湯量のナトリウム塩化物温泉。筋肉痛、関節痛、五十肩、疲労回復などに効能があるという。
 営業時間は、日帰り利用(5月6日から)が12時30分から21時まで。宿泊客は6時から24時まで利用できる。ただし10時30分から12時30分までは清掃時間。入浴料金は日帰りで大人1人2800円から。宿泊客や地元(東灘区)、レストラン・バー利用1人2000円以上の場合、1500円の割引料金で提供する。貸し切り風呂は1時間5000円。
 これに先立ち、昨年11月、ホテル6階に露天風呂付き客室3室、同12月には同19階にクラブジャパニーズスイート2室をそれぞれオープンしている。これらフロアから浴衣、スリッパのままで『濱泉』まで直接行ける専用エレベーターも整備した。
同ホテルはこうした施設改装により、年間入り込み客数を現在の年間約13万人から3万人増の16万人を見込む。