地球へ途中下車第144回


素敵な熟年ご夫婦の1年間世界旅行の記録

前回までhttp://d.hatena.ne.jp/KokusaiTourist/20140429
世界一周旅行は終わりましたが、『旅の実践編』などとして貴重な情報を届けていただきます。
旅の実践編
【Q&A 海外でのWiFi接続】
2012年09月11日(火) 21時55分28秒
 コメントでご質問をいただきました。
ありがとうございます。
持参するパソコンのことで教えてください。
 いろいろと有益な情報をありがとうございます。
ノートパソコンの知識が無いので教えてください。
?WiFiというのは、今どきのノートパソコンを買えば、何もしないで海外へ持ってさえいけば自然に電波を拾ってつながるものなのですか?
?WiFiが通じない国とかエリアはどのくらいありますか?WiFiがなくてブログ更新できなかった最長は?
?時々、ネットカフェのことを書いてみえますが、そこはWiFiが飛んでいるのですか、それとも有線LAN接続ですか?
?パソコンに有線LAN機能は必要ですか?無いと不便ですか?有線接続して使用されたことはありますか?
?LCCのチケットをPDFにしてパソコン屋で印刷と書いてみえますが、USBメモリーを持っていけばいいのですか?
?skypeをやるにはカメラとマイク内蔵のパソコンを買っておけばいいんですか?
たくさんの質問で申し訳ありませんが、よろしくお願いします。
何回かに分けて、わかる範囲でお答えします。
Q

?WiFiというのは、今どきのノートパソコンを買えば、何もしないで海外へ持ってさえいけば自然に電波を拾ってつながるものなのですか?
A
 つながります。特別な設定は特にしておく必要はないです。ノートパソコンの無線LANの仕様欄に「規格IEEE802.11b/g/n」と書いてあればOKです。もし気になるようでしたら店員に海外でWiFiが使えるかどうか聞いてみるとよいです。
 ノートパソコンを買ったらWiFiのアクセスポイントを表示させてください。国内、世界中のいたる所でWiFiの電波が飛んでいるのがわかります。もしかしたら隣の家のWiFi無線LAN)の電波を受信するかもしれません。自然にWiFiの電波を拾ってくれます。
 しかし、基本的にすべてのWiFiはパスワードが設定してあって自由に使うことができないようにしてあります。そこで利用できるアクセスポイント=パスワードが入手できるアクセスポイントを選択して、パスワードを入力する必要があります。(ごく稀にパスワードを設定していないアクセスポイントもあります)。
…なので宿に到着したら、フロントでまず
WiFiが使えるかどうか、さらに各部屋でも使えるかどうか
 (WiFiの電波の届く範囲が狭く、1Fのロビーのみ、プールの周辺のみ限定というところもけっこう多い)、
 どこにアクセスしたらいいのかという「アクセスポイント名」と「パスワード」を必ず教えてもらいます。
 パスワードはいろいろです。一番多いのは一回設定したらずーっと有効なものですが、なかには一日かぎりで毎日変わるもの、1時間のみ有効、一台ずつ違うパスワードの設定が必要、といろいろです。一時間いくらいくらと有料のところではお金を払うとパスワードの書いた小さな紙切れをくれるところととかがありました。
Q
?WiFiが通じない国とかエリアはどのくらいありますか?WiFiがなくてブログ更新できなかった最長は?
A
 WiFiがつながらなかった国、というのは少なくともわれわれがこれまで行った世界の55か国のなかではなかったです。
 WiFiが通じないエリアというのは、人があまり住んでいない場所では当然ありえると思います。最長はモロッコサハラ砂漠ツアーに行ったときの2泊3日、ボリビアのウユニ塩湖に行ったときの往復バス泊を含めて3泊4日でした。
 ブログの更新のことでいうと「未来日記」というのができるので、そういうエリアに行くときは前もって何本かを未来投稿しておくこともできます。日にちと時間を設定しておくとその時間になると自動的にアップしてくれるというシステムです。これからWiFiのないエリアへ行く、というときに便利でした。
 国で、電波が弱い? 細い? と感じたのはアイルランドでした。文字の更新はできたのですが、どうやっても写真がアップロードできませんでした。???
【補足】
 大手の一流ホテルなどではWiFiをはじめパソコンの専門家が常駐しているので接続できないことはまずないです。しかし、安ホテルではほとんど専門家がいないので、結局はつながらず、ダメだったということも多いです。
 原因の多くは故障と無知によるものですが、それに気がづいていないので、だいたいは一方的に私たちが持っているパソコンに問題がある、と言われます。
 無料WiFiがある、と書いてあったから予約したのに…とケンカになったことや、結局、宿を変えたこともありました。
 つながらなかったらまず「自己診断」をやってみることです。問題点が表示されます。
 たとえば、「無線LANの電源を入れなおしてください」との表示が表示されたとしますと、宿の無線LANの電源をオフオンして入れなおさない限りつながりませんが、実際にやってくれたのは、2軒だけでした。1軒は「壊れているので修理しなければならない、金がかかる」…と思っていたのが直ったので非常に喜ばれました…。
何軒かでは修理屋が来て修理し始めました。
 宿側の無知による典型例は、古いWiFiの規格(自己診断でどのように表示されるか知らない)で設定してある時です。
 とりあえず、「ツール」−「インターネットオプション」をクリックし、「詳細設定」タブを開きその中にある「セキュリティの中にある「セキュリティ」−「SSL2.0を使用する」「TLS1.1を使用する」等をすべてオン=チェックを入れましょう。
 やめておいたほうがいいのは、「つながるように設定してやるからパソコンを貸せ」といってフロントにノートパソコンを預けてしまうことです。
 ノートパソコンの設定変更の内容がわからず、そこではつながるようになっていったんはよろこんでも、その宿を出て以降、ほかで一切つながらなくなってしまう危険性があります…
 自分のパソコンはこれまでWiFi接続に問題はなかった。つながらないのは自分のノートパソコンに問題があるのではなく、ホテルのWiFi環境に問題があるのだ、と信じて疑わないことです。
 あかんときはあっさりあきらめることもときには必要なようで…(^_^;)
明日は有線LANについてお答えします。