中国湖南省平和の旅! その2

毛沢東の故郷、鳳凰古城と世界遺産「張家界」6日間の旅− 
国際ツーリストビューロー  宋 敏
3日目4月2日(水)
朝から、沅江市南県にある「厰窖虐殺事件記念館」へ。
【厰窖虐殺事件記念館には、洞庭湖の湖畔にある魚と米が豊富な厰窖鎮が地獄に落ちていった様子を展示している。1943年5月9日から12日にかけ、日本軍は罪のない人々をわずか3日間で30,000人虐殺し、200人あまりの女性を強姦し、第二次世界大戦でのファシストによる1日の殺し数としては最多となった事件である。】
 南県厰窖鎮にある記念館に到着すると、館長をはじめ、新聞記者、テレビ局、住民が迎えてくれました。そして、
黙祷、献花)を終え、記念碑、記念館を見学し、3名の生存者の証言を聞いていると、胸がいっぱいなりました。
 また、身振り手振りの住民たちがお客様と一生懸命話している姿を見ると言葉が通じなくても、心は通じているなと改めて思いました。限られた時間を惜しみつつ館長や住民たちと手を振りながら厰窖虐殺事件記念館を後にしました。

沅江へ戻り、昼食後約5時間のバス移動で、中国で最も美しい古鎮と言われている「鳳凰古城」へ向かいました。夕食後、ライトアップされた鳳凰古城を楽しみホテルへ。夜の鳳凰古城はとても幻想的できれいでした。
4日目4月3日(木)
 午前、明代に南方からの少数民族に対する防衛用として築かれた「南方長城」を散策した。
【南方長城は1554年に建設が始まり、1662年に完成した。長城の南は貴州省銅仁との境界にある亭子関、北は湘西州府吉首の喜鵲営に連なり、全長は382kmに及び「苗疆万里の壁」と称された。

 また、南方長城は苗族と漢族の世界を分離するためであり、苗族は城の北へ行くことが許されず、漢族は城の南に行くことが許されず、苗族と漢族の文化や貿易も禁止された。】
南方長城の上では花輪や少数民族のアクセサリなど売っています。城の上にも登っていくと、暑かったが、長城の上の景色は一望でき、登った達成感がありました。長城から降りてきて、干しキウイ(キウイの産地である)などのお土産を買った後「鳳凰古城」へ向かいました。
鳳凰古城は苗族、土家族など少数民族が住む場所であり、古城は清康熙43年(1704年)に建てられたもので300年もの歴史がありながら、昔ながらの佇まいが今なお色濃く残っています。鳳凰のシンボルである北門城楼や、中華民国第一内閣総理大臣だった「熊希齢」の故居、小舟で沱江を遊覧した後に、
 青石板でできた通り一条街を散策。川沿いに建てられた吊脚楼、朝陽楼、万寿宮など独特な風景を醸し出しており、まるで昔にタイムスリップしたかのような不思議な感覚に陥ってしまうほどでありました。昼食後、世界遺産「張家界」へ(約4時間)。
 張家界に着後、19:30から民族ショーがあると聞き、急いでチェックインし夕食。その後ショーを見に行き、民族の踊りを楽しみました。