地球へ途中下車第150回


素敵な熟年ご夫婦の1年間世界旅行の記録

前回までhttp://d.hatena.ne.jp/KokusaiTourist/20140511
世界一周旅行は終わりましたが、『旅の実践編』などとして貴重な情報を届けていただきます。
このコーナーもいよいよ大詰めです。来週末にはいよいよ“千秋楽”を迎えます。
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【翻訳サイトを使って外国でホテルとケンカする方法(その2)】
2012年09月19日(水) 16時12分15秒(昨日からの続き…)
…再びホテルに戻ってきて、
 「ネットがつながらないのなら、ここに泊ることはできない。どうしてもインターネットが必要なので、悪いけどキャンセルする」、
とホテル側に告げました。
 チェックインして部屋に入ってからは荷物を置いただけ。あとはずーっとパソコンがつながらんやりとりをしていたから実際には部屋は使っていません。
 「WiFiができる」と言うことだったので予約したのに、実際にはできなかったのだから当然、こちらの落ち度ではないから、部屋代は払えません!
と。
…ところがホテルの女性オーナーは、
「いったん部屋に入ったのだから、再度、掃除が必要になるから、部屋代を払ってもらわないと困る」、
という。
…押し問答…。
結局、宿代は払わず、ホテルをあとにしました。
(最後はちゃんと握手をして別れましたが…)
 300mほど先の別の安宿に変わったら、あっさり一発でつながったではないか…
 (ほら見ろ! バカヤロー!)
 …と、ちなみに以上のような会話を我々がポルトガル語でできるわけがありません!
 部分的にはカタコト英語も混じっていますが、ブラジルは基本的にポルトガル語オンリーで、外国語といえば、スペイン語のことです。
 英語が片言しか通じないこのようなホテルと、このような内容でケンカをする必要のあるときは、まずホテルのパソコンのインターネットから翻訳サイトを立ち上げます。
 ポルトガル語⇔日本語」の翻訳でやりとりをするのです。
ほかの国でも同様でした。
 でもそのときのオーナー室のパソコンは日本語入力ができなかったので、「英語⇔ポルトガル語」翻訳という、われわれにとって一方的に不利なたたかいを強いられることになりました。
 ただ、そのときの経験から得た副産物として結果的に、日本語から翻訳するより、不便でも英語から翻訳したほうが、もしかしてちゃんと意味が伝わるのでは? という意外な収穫を得たのでした…。
 日本語入力ができるパソコンのとき、日本語の表現をそのまま翻訳ソフトで翻訳すると、ご存じの通りまったくといってもいいぐらい、ちんぷんかんぷんな文章になることがあります。逆もしかりです。
 そこで「主語+目的語+動詞」いわゆるS+V+Oの簡単な構文の日本語で翻訳させるようにしますが、形容詞のない簡単な構文は、意味はわかるけどダイレクトすぎてすごく直接的な表現になるのか、必要以上に相手を刺激してしまうこともあるようで…。
 英語、スペイン語ポルトガル語など…ヨーロッパ圏の言語はどうもラテン語が底流に流れているのか?、どの国の言葉も英語からの翻訳はそこそこに意味が通じるようです。よくは知りませんが…
 でも、ま、ケンカのときは、最終的にはとにかく日本語でまくし立てて、「こっちは怒っているんだぞ!」ということを相手にわかってもらうことが一番効果的なようですが…!