地球へ途中下車第151回
素敵な熟年ご夫婦の1年間世界旅行の記録
前回までhttp://d.hatena.ne.jp/KokusaiTourist/20140517
世界一周旅行は終わりましたが、『旅の実践編』などとして貴重な情報を届けていただきます。
このコーナーもいよいよ大詰めです。今週末にはいよいよ“千秋楽”を迎えます。
帰国後・日本
【旅の身の回りスタイル】
2012年09月20日(木) 22時27分46秒
コメントで質問をいただいたのですが、
パソコンはどこに入れて持ち歩くのがベターか?
─バックパックにせよ、キャスター引き型にせよ
要は、大きな鞄に入れるのか?─という話ですが
パソコンは旅人にとっては、旅を続けるための生命線に近いものなので、はやりカメラや携帯などの貴重品と共にサブザックのなかに入れて背中に背負うしかない、思います…バックパックの場合は前と後ろでチンドン屋式、またはショルダーバッグになるのですかね?
大きな鞄は長距離バスに乗るときなど、バスの機体に預けるのですが、バスの荷物はかなり乱暴に扱われます。放り投げられる、と思ったほうがよいです。
破損の恐れがあるもの、万が一、盗難に遭うと決定的に困るものは入れておかないほうがよいようです。
また飛行機で機体預けの荷物がロストバゲッジに遭った話も、旅行中、何人もの旅人から見聞きしました。一週間経つのにみつからない、戻ってこない…そういうものだと最初から思っておいたほうがよいようです。
大きな荷物に入れるのは基本的になくなっても替えがきく物─衣類、洗面毒具、医療品、洗濯グッズ、食器類、生活道具など─にしておくほうが無難です。
サブリュックの中身は、パソコン(それぞれ一台ずつ)、電子手帳、カメラ、カメラの予備用充電池、双眼鏡、懐中電灯、ガイド本、かさ、眼鏡(コンタクトグッズ)、…等々です。
私たちはそれぞれ、一つづつの自分の大きな鞄を引き、
(LCCなどで15キロ以内に抑える必要が出てくるので、出発時は12キロ以下を目標に)、
背中にサブリュック、さらに出納係の妻は、財布を中心にウエストポーチを腰に巻いていました(夫の財布は、腹巻き式の貴重品入れ)。
…ウエストポーチに関しては諸説あり、貴重品全部まとめてココに入っています、と表明して歩いているようなもので、歩く現金引き出し機たる日本人の強盗対策としてはやめておいたほうがいい、という意見もあるのですが、
実際には右も左もわからないまちのストレスの高い状態ですぐに現金やチケットを取り出す必要があるとき、すぐにメモを書いて控える必要があるとき、両手を開けておく必要があるときなど、と不測の事態にも常に機敏に対応しなければないらないことを考えると、ウエストポーチはやはりなくてはならない存在でした。
ただ、最初の頃は上から半袖のカーディガウンを羽織って半分隠すなど、ウエストポーチが外から露骨に見えないように工夫していました。
この、財布関係をどうするかに関しては、これだ!という黄金則はなく、それまでの旅で、各自それぞれが自分にとって慣れている方法を採用するのがベストかと思います。
あとはそれにプラス、その後、旅の最中に、それぞれ、一つづつ、手提げ鞄が増えました…。
夫のほうの中身は主に洗濯物でした。汗でじっとりした服を大きな鞄に綺麗な衣類と一緒に入れておくと、湿気がまわって全体が湿ってしまうことを発見…。
妻のほうの手提げ鞄の中身は主に持ち歩きの食品類でした。非常食(食いはぐれたとき用のビスケットなど)、朝食のバイキングで一つ余分にいただきてきたりんご、オレンジなど保存がきく果物、にんにく、自炊用のオリーブオイル、レモン汁、塩こしょう…などを後半、ずっと持ち歩いていました。それに深夜バスに乗るときは冷房対策の防寒衣料の持ち込みがここに入ります。
この手提げは引き手の部分に差し込むことができて、不要になったら畳んで小さくできるビニール製のものがよいと思います…。