"お人よし"熊本人吉の旅の魅力 2

人吉・名食の旅 温泉郷に名物料理
鮎の塩焼きや絶品うなぎやB級グルメ 山に囲まれた球磨川温泉郷は、手つかずの自然が残り、水もおいしい。そんな環境下であることから素材を活かした名物料理が多く、創業百年以上の歴史を持つ老舗が点在している。温泉郷のなかでも人吉市の歴史と自然が育んだ「名食」を紹介しよう。
 まずは人吉といえば鮎。各旅館では鮎の塩焼きや造り、背ごしを味わえる。次いで百年以上の歴史を守り続ける「上村うなぎ屋」は真水の中で泳がせることで身を引き締めた極上品で、創業以来受け継がれた秘伝のタレが炭火で焼かれたうなぎの身にからむ。隣接する「しらいしうなぎ屋」もふわふわしたうなぎの身がタレと合って絶品。人吉ではぜひうなぎを味わいたい。

「しらいしうなぎ屋」のうなぎ
 メニューが餃子とドリンクだけという餃子専門店が「松龍軒」。薄皮にキャベツやニンニクなど野菜中心の餡が詰まり、あっさりとした味が好評だ。

「松龍軒」の餃子
 「好楽ラーメン」は山盛りのもやしが乗った黒スープでの味わいが人気で、雑誌などで取り上げられることが多い。
創業が明治31年という老舗のそばうどん店が「丸一そば屋」。北海道産のそば粉を使った打ち立てのそばを賞味したい。
 人吉駅では全国では珍しい駅弁の立ち売りが行われており、ここで売られている駅弁「栗飯」「鮎寿司」は、列車に乗らなくても食べておきたい。球磨川流域でとれた食材が詰まっている。

風情を感じさせる駅弁の立ち売り

駅弁「栗飯」
浴衣、下駄履きで夜の社交場を満喫
 人吉にはマジックを楽しめるバーなど浴衣、下駄履きで行ける女性にも優しくリーズナブルな夜の社交場が約150店舗あるのが魅力的だ。

バーでマジック