兵庫革新懇ニュースコラム“大河”

今月号は下記です。(T.MATSUOKA)

円安、ビザ緩和などで、中国などからの訪日観光客の増加が顕著。それが一部の「地方」に波及しつつあるのも、地域の活性化努力の成果といえる▲そのことは、国際親善・異文化交流、平和の礎であり、経済的にも外需の“恩恵“として喜ばしい。しかし、中国経済にも翳りがみえ始めた▼双方向の国際交流がなければ、“観光立国”とはいえない。収入の長期下落、消費税増税、円安・物価高で、国民の旅行需要は引き続き低調。内需主導の活性化策が必要だ▲

一方、戦争する国へと大きく舵をきる現政権は、テロ集団ISによる人質事件で最悪の結果を、そして日本人すべてが「敵」と名指しされる事態を招いた▼海外旅行への影響も必至だ。過大な目標を上げての訪日観光客増大策が、テロ集団の日本への侵入を許しかねない。テロ対策と観光政策の矛盾▲暴力の輸出はテロの輸入を招く。平和志向でなければ、命も経済も守れない。戦争と観光・生活の安定は共存できない(TM)