戦後70年の15日に思うこと…

 戦争法案のごり押しで、世論は平和を求めてうねりのごとく日本列島を覆ってる。ごり押しすればするほど、矛盾が明らかになり論理的破綻は明確になり反対世論は大きくなるばかり。
 政権内部からも異論、矛盾が浸出し始め、政府・与党は収集がつかなくなってる感すらある。
 ニュース23によると、「安保法案、早期成立を賛成の有識者」らが会見したという。「平和安全法制の早期成立を求める国際フォーラム」での杏林大学の田久保教授は、次のごとく述べた。

「絶海の孤島で、小さな問題で、合憲か違憲かと、これ顕微鏡の世界ではないかと。。。」
 失礼ながら、何というレベルの低い発言でしょう。
 これは、戦国時代の発想、信長、秀吉のレベル、と言わざるをえない。彼らは、小説や映画・ドラマで見る限り、いくさの世を終わらせたいとの大義名分をかざしてはいた。その言葉で比叡山の焼き討ち、長島などの残虐な蛮行を合理化した。秀吉に至っては、朝鮮侵略までやってのけた。こんなことが、平和のために…で出来るわけがないし、許されることではない。天下布武は、武力で天下を治めること、イヤ天下を我が物にすること。そして、武力で、だから、その程度は無限大。そして、残虐性も無限大。
 安倍政権のやろうとしてることは、戦前どころか500年前の世に日本を戻そうとしているのか❗庶民のいのちも「人権」の大切さも顧みられなかった時代に…。
 さすがに自民党内からも良識の声や動きが出てきたようだ。
 自民党良識派、全国にもっともっといるはず。ここまでくれば、自民党議員も地元選挙民の平和を願う良識を信頼して安倍政権を諌める腹を括り立ち上がらなければ…安倍の公認が貰えなくても選挙民が決めること。
 議員を続けたければ、それくらいの判断が出来ないようだと、政治家失格です。今の安倍政権のやってることは、保守政治でも何でもない、軍国主義を独裁で復活させようとする反動政治、戦争推進者そのものであり、多くの経済界とも矛盾するものと言わざるをえない。
 沖縄で、米軍のへりが墜落した。直後の報道では、米軍から海保に救助要請があったとあり、何で米軍が日本の海保にそんなことするか?と、こりゃマユツバものだと思った。だんだん事態が明らかになるにつれて、さもアリなんと。

 日本の自衛官が乗っていた。自衛官の救助は自前でしなさい❗ということか。ならば、安倍首相が邦人母子の乗った米軍艦船を守るなんてことはあり得ない事態になるのだ。また、日米+第3国の共同訓練だから、海保も含めての事態対応能力の訓練か…事故が起きたことを奇禍としての。
 もちろん、この事故機に日本の自衛官とともに第3国人の訓練のために乗ってたことの意味が、当たり前のことでなく、法治国家の根幹を揺るがす大問題との認識がメディアも含めどれだけの国民が持ってるか❗