北陸新幹線で海へ、山へ 佐渡・信越に足を伸ばそう!


広域で心豊かな旅を
 北陸3県で「日本の美」を体験し、北陸新幹線を利用すると新潟・佐渡信越高原との広域観光も可能だ。
 北陸新幹線金沢開業を機に、関西など西日本方面から新しい目的地として注目されている佐渡北陸新幹線上越妙高駅から連絡バスに乗車し、直江津港へ。同港からは今年4月に就航したばかりの佐渡汽船の高速カーフェリー「あかね」が佐渡小木港を結んでいる。1時間40分ほどで、歴史と文化に彩られた日本海に浮かぶ佐渡に上陸する。
 佐渡では定期観光バスがおすすめ。過去には世界有数の産出量を誇り1988年まで使用された坑道をたどることもできる「佐渡金山」、トキの保護や繁殖に取り組み間近で生態が観察できる「トキの森公園」、独特な乗船体験が楽しめる「たらい舟」など島内の名所をめぐる。

世界有数の産出量を誇った佐渡金山
 あかねは1日2往復。直江津港9:30発と14:10発、小木港11:50発と16:30発。上越妙高駅との連絡バスはフェリー発着に合わせ運行している。
申し込み・問い合わせは、佐渡汽船ナビダイヤル 電話0570−200310。
 一方、上越妙高駅からはジャンボタクシー「妙高・黒姫・戸隠ライナー」が土日祝日に運行されている。秋から冬へと装いを刻々と変えていく赤倉温泉黒姫高原、戸隠へ足を延ばすのに便利。
 妙高・黒姫・戸隠ライナーは上越妙高駅長野駅間を走る。途中の赤倉温泉や戸隠などでも乗降できる。区間内には、パワースポットとして人気の戸隠神社や日本の滝百選に選ばれている苗名滝、野尻湖など見どころも多い。

近年はパワースポットとして人気の戸隠神社
 料金は、上越妙高駅長野駅が戸隠そばの昼食付きで大人4千円、子ども2500 円。上越妙高駅から戸隠、黒姫は大人1千円などとなっている。