五島は酒も美味い ワインと焼酎に酔う

県内初のワイナリーと銘酒と名高い焼酎
 五島コンカナ王国」は洋風コテージやレストラン、鬼岳温泉、陶芸館といった施設がそろう五島を代表するリゾート。
 同施設で2014年4月、敷地内に新たな施設として「五島ワイナリー」がオープンした。長崎県内でワイナリーができたのは初めて。
 05年に五島産のぶどうを原料にオリジナルのワインを製造するとの着想から10年。品種はキャンベル、ベリーA、ナイアガラなどを中心に栽培しており、15年以降はシラーやシャルドネなど欧州系品種の造園を目指し、年間で40トンの収穫を計画している。
 現在は五島ワイン、クロアチアワイン、山梨・白百合醸造ワインを施設内の客室やレストランで味わうことができる。
 醸造館の見学ができるほか、試飲も可。土産として購入することもできる。営業は平日15―19時、土日曜日は11―19時。

五島コンカナ王国内にある五島ワイナリー
 また五島には五島列島酒造(五島市三井楽町)と五島灘酒造(南松浦郡新上五島町)が2大メーカーとして知られる。五島灘酒造は08年創業で「五島灘」「五つ星」といった銘柄を持つ。
 

五島列島酒造の銘柄は「五島芋」と「五島麦」で、福江島初の蔵元。09年の創業。12年に「五島麦」が福岡国税局管内酒類鑑評会で出品143銘柄のうち1位の大賞を取っている。
  工場見学も可能で要予約。見学期間は通年(ただし作業中は不可の場合もある)。料金は無料。時間は9―18時。日・祝日休み。