私たちの“責任”は… パリで重大テロ!


フランス大統領は、「前例のないテロだ。事件はまだ続いている」とする声明を発表。「フランス全土に非常事態を宣言し、国境を封鎖する。私たちは連帯し、冷静にならなければならない」と呼びかけた。
 「冷静にならなければ」とは、何故こんなことが起きるのか、テロの温床は何なのかを真正面に据えての議論・行動をすることだと思いますが……
 思いもよらぬ巻き添えになった方々の悲しみ、怒りはとても及びもつくものではありませんが、当事者の心情に近づくためにも、そしてこんな連鎖を繰りかえさせないためにこそ「冷静」な対応が必要です。
 「非常事態宣言」は決して“解決”に繋がるモノであるとは思いません。テロの犠牲と空爆の犠牲との違いがいったいどこにあるのでしょう。犠牲者への哀悼と実行者への怒りの共有をいうなら、空爆の犠牲者にも同様でしょう。
 経済的な“先進国”の為政者はそれはしません。大手メディアはその追求を続けません。そして、私達はテロと空爆の“違い”がどこにあるのかを「冷静」に深く考える必要があるのではないでしょうか❗(T.MATSUOKA)