丹鉄、特急「丹後の海」デビュー 海の京都をイメージ

京都丹後で待っている冬の魅力
水戸岡鋭治さんがデザイン 京都と丹後を結ぶ 福知山と丹後エリアを結ぶ京都丹後鉄道(丹鉄)は11月13日、新型特急列車「丹後の海」の運行を始めた。「海の京都」をイメージした鮮やかなブルーの列車が、JR京都駅と丹後各地を結ぶ。

 「丹後の海」はJR九州の「ななつ星」を手がけた水戸岡鋭治さんがデザイン。藍色メタリックの車体で「海の京都」を表現し、車内は天井と壁に白樺、床にナラ、座席にカエデを用いるなど木材で和のくつろぎの空間を演出した。
 新特急の導入は「海の京都博」で高まった観光需要の拡大を目的に企画。旧タンゴ・ディスカバリー車両を改造、沿線自治体の補助を受け整備した。まずは1編成2両を導入し、今年度中にもう1編成加える予定。
 当面は奇数日に9本、偶数日に4本を運行。JR京都駅と丹後を結ぶ特急「はしだて」の直通運転のほか久美浜―豊岡間の快速にも利用される。