モロッコ紀行 その2

カサブランカ
+5月18日 関西空港発23:15→ 
+5月19日 4:45ドバイ着 乗り換え 発7:35→12:20カサブランカ
ドバイ空港の度肝を抜かれるほど広い敷地には皆びっくり。飛行機を降りてターミナルの建物に着くまでのバス所要時間約20分。まだ暗いから全容を見ることができない。そしていよいよカサブランカ空港。映画での印象がすごいので期待が大。しかしモロッコ最大の経済都市と言うことで、日本人にはさほど異国とは思えなかったが、世界遺産ハッサン2世モスクは驚きだった。海の上に立つモスク。外壁の彫刻は緻密でイスラム教の白と緑が基調色になっている。200メートルもあるミナレット(尖塔)は訪問者を威圧し、魅了させた。このモスクの広さを表すのには地下の駐車場で話すのがいいと思う。地下は4車線の道路が敷かれ、普通車1100台、バス40台を収容する駐車場を持っている。
モスクの中にはイスラム教徒しか入れなかったので、中を入り口から除き見た。清潔なとてつもなく広く美しい祈祷の間らしきものが見えた。またしばらく待ってコーランを聞こうとしたが、なかなかなので出発してしまった。途中バスの中で聞こえはしたが。
ホテルで食事後、数人がハイアットリージェンシーホテル内の「バー・カサブランカ」に行ったが、アルコールを飲まないと入れないそうで、ホテル内でコーヒーだけ飲んで帰ってきたようです。亜子さん曰くこの頃このバーもすごく値段を上げているとのことでした。
+5月20日 カサブランカ→ラバト→メクネス→ムーレイイドリス→ヴオルビリス→フェズ
ラバト
王宮と国会があるモロッコの首都。現ハッサン2世国王の居城「王宮」の門見学。一つ一つ手で掘っている彫刻。この模様はモロッコの紋。立派な門に感嘆の声。またハッサンの塔の端正な佇まいも特筆しなければならない。
メクネス 世界遺産の古都・メクネス。三重の城壁と砦に囲まれた町は新市街と旧市街があり、それぞれ見所いっぱい。どの観光パンフレットにも記載されているが、実際に見るととてつもなく大きかったり、あまりにも緻密な細工だったりで驚きは普通ではない。しかしモロッコ人は、その世界遺産の町に住み、其のすばらしい建造物を当たり前のように触ったりして生きているのに驚かされる。このメクネスにも有名なエル・マンスールの門があり、其の美しさは、本当は誰も寄せ付けないほどなのに、人々は其の前にいて、何もすることも無く立っていたりする。
18世紀のムーレイ・イスマイル王朝時代にその門は王によって建造された。またそのムーレイ・イスマイル王の墓の壁面細工や床のタイルの細工が美しく目を奪われる。
ムーレイイドリス
 聖者の町。ムーセムという巡礼際に、モロッコ中から信者が集まってくるそうです。
われわれは、明日行くフェズの街を知らずに、ムーレイイドリスの中の迷路を歩くだけで驚嘆してしまった。高台から見るこの街の全景も絵になる美しさだった。
ヴォルビリス
 ヴォルビリスとは「朝顔の花」という意味。なぜかは聞き忘れてしまった。
ロッコ最大のローマ遺跡があり、世界遺産になっている。2000年前の遺跡は朽ちないで残っているが、本当に世界遺産として大事にされているのか疑問のような取り扱いをされているように思った。別に監視員がいるではなく、描かれたモザイクは色がはがれ、ガイド氏が水をバケツに一杯ぶっかけると、美しい模様が浮き上がった。石の凱旋門の上にはコウノトリが巣を作って何羽かが住んでいた。それがまた回りの風景にとてもマッチしていて皆で写真を撮っていた。やっとフェズ到着。(M.IWABUCHI)