初めてのドイツその7

KokusaiTourist2006-11-16

7日目10月7日

 ドイツを後にしてアムステルダム旅立つ。7時過ぎに家を出て空港へ向かうが、案の定月曜の通勤ラッシュにぶつかりいつもより時間がかかった。手荷物を預けゆっくりする間も無く出国の手続きのため、ここでおばさんとお別れ。一週間私たちに付き合って、さぞ心労があったことでしょう。二人でドイツに来て楽しい思い出が一杯できたのもおばさん、おじさんのお陰。感謝の一言につきます。ダンケシェーン!!
 10時35分発のアムステルダム行きは、20分ほど遅れてシュットゥガルト空港を飛び立った。スキポール空港のコインロッカーにスーツケースを預け、1泊分の荷物を持ってアムステルダム中央駅へと向かった。駅前は工事をしているのもあってか、すごい人並みで雑然としている。ドイツの整然とした町並みとは対照的である。私達は、宿泊先のNHシティセンターアムステルダムホテルへ。
 荷物を片付け、早速観光へと出掛けた。真っ先に向かったのは「アンネフランクの家」。日本語のガイド本はあったが、展示物の注釈は英語とオランダ語。学生時代に読んだ「アンネの日記」を思い出しながら、実際その場に立つとナチスから身を隠しながらの生活がどんなに大変で恐怖の一日を過ごしていたかを感じる。本棚裏の細いはしごのような階段を這い登るようにあがり隠れ部屋に着く。薄暗く物音をたててはいけない隠れ家生活は神経をすり減らしていたであろう。
 次に約1時間の運河めぐりホランド・インターナショナル社)へ向かった。運河から眺める景色は、地盤沈下により少し傾いた建物がお互い支えあいながらひしめき合い運河には個性的なハウスボートが何隻も繋がれている。アムステルダムの人々にとって幾つもの運河が生活の一部になっているのが感じ取れる。ゴッホの描いたマヘレのハネ橋も見ることが出来た。
 運河めぐりの後、ショッピングをしながらホテルへと戻る途中「飾り窓地区」の端を通った時、怪しげな雰囲気が漂う周りを見ると、テレビでよく見掛けるドラッグを使用する人達の光景を垣間見た。麻薬合法の国とはいえ、やはり怖い。
 ホテルの近くにスーパーがあったので寄り道。スーパーは、その国の物価やどんな嗜好品に人気があるのかを見るには最適の場所。日本の製品があったりするとなんとなく誇らしくなったりして。夕食のため、オランダ料理の店を探すが思うような店がなく、たくさんの人でにぎわっていたダム広場前のイタリアンレストラン「ピザリアラピザ」へと入った。直径30センチはある大きな薄焼きピザには色々な具材がのり、オランダビールと共にとてもおいしかったです。
 ホテルへ戻り、明日の飛行機の座席予約の為フロント脇のパソコンでインターネットを使った。操作に手間取り諦めかけた時ようやくKLMのホームページに繋がり席を確保。この時のインターネットチェックインを諦めていたら大変な目に合うところだった。(A.TANIOKA)