KokusaiTourist2007-06-08

添乗員報告その②
がんばろう!夕張ツアー 
2007年6月1日〜3日
参加者21名と添乗員1名
「住み続けられる夕張の再生を求める市民の会」との交流会

冒頭に記した、熊谷さんのホームページで述べられているような意見がでました。
その前に、何故このような借金を抱えてしまったのかを、この会の会長・森谷さんから説明があり、その後お互いに疑問や意見を出し合うということになった。
森谷さん
夕張市民は353億円の借金のため18年間首を絞められることになる。
80年前に北炭夕張炭鉱が開山して半世紀をこの地で採炭するが、国から無償で借りた土地を閉山するときに住宅や、病院等様々なものを夕張市に引き取らせた。それが300億円の借金となり、また、観光のマウントレースイも投げ出されたので夕張市が引き取らざるを得なかった。国のエネルギー政策や観光政策によって破綻させられたものを買い取った夕張市財政破綻したのを、住民や国民に知らされないでいる。
ツアー参加者
夕張を見せしめのようにしている。選挙などで「夕張のようになる」。
民主主義があっという間にここまで破壊されるとは。
沖縄の基地問題と同じく夕張は国民皆の問題だ
弁護士集団などのオンブズマンがいないのか

市民の会
第3セクターが破綻して、いつの間にか加森観光に移行している。石炭博物館は我々市民の財産だ。
情報公開条例を制定するよう働きかけている。
等々、書ききれないほど色んな意見がかわされた。
結局、時間が来たので、終了した。
ここまで、市民の会が用意してくださっていたのに感謝。参加者全員、今後とも夕張を様々な形で応援しようと思われたと思います。

その後すぐにマウントレースイホテルへ。
ここで私はこのホテルは「使えないなー」と思う出来事があった。
 ハード面はリゾートホテルなので、満足のいく建物だった。しかし夕食時間を指定してレストランへ行ったはずなのに、席が用意されていない。早速レストラン責任者とおぼしき男性に、団体席を設けてくれと依頼するもガンと跳ね除けられた。「皆さん自由席と決まっています!」。それってホテル側の言い分でしょ!昨年も北海道のリゾートホテルで同じように頼んだら、すぐ席そろえてくれたのに。挙句の果ては、「あとは食事始まっていないのは添乗員さんだけです!」
 800円で入れた石炭博物館が「ぐるっとパス」など作って1館でも3,150円も払わないといけないようにして、サービス業なのにお客さんのことを考えていないと最初からおかしいと思っていたのに、ここに来て、加森観光とは何?と思ってしまった。
 その後、従業員としゃべっていて、やはりと思ってしまった。加森観光に移行するとき、社員はそのまま雇用することになっていたのに、実際は解雇があり、今は殆どパートでの雇用と安い時間給。日帰り入浴が値上げされたり、サービスが低下しているそうだ。内部でもそのように感じているのだ。しかし加森観光はここで長く営業して行こうと考えていないのではないか?儲けるだけ儲けて手放すのではないかとも思ってしまった。私の感想ですが。(岩渕)