2月1日から10日まで添乗でペルーに行ってきました。

KokusaiTourist2008-02-19

(M.IWABUCHI)

第2回 プロローグその2 憲法9条とペルー日本人会


 移民は遠い過去のことではない。
 太平洋戦争の沖縄で、日本軍に自決を迫られたが、お腹にいる赤ちゃんを死なせるわけにはいかないと自決できなかった女性は、沖縄の自村では受け入れてもらえなくて、移民。

 広島では被爆者はまわりから原爆症がうつると村八分にされ居場所がなく移民。
 このように移民した方たちが日本人会を作っている。

 沖縄戦の教科書書き換え事件では、リマの日本大使館前で、この日本人会が中心でデモをし、それが何日も続き、リマの要所に大使館があるので、連日交通渋滞が発生したそうです。移民の方たちにとっても教科書書き換えは、断じて許されないことです。

 また、第二次世界大戦は、移民の方たちにとって日本にいる私達と違う苦しさがあった。
大戦前に移民した人々はそれなりの社会的地位を築いていたけれど、ペルーは敵国になり、財産を取られ、追放され、二世三世に日本文化の継承を許されなくなる。現在、二世三世が日本語を話せないのもその為。したがってこのような苦労をした方たちが、日本の憲法9条を大事にし、広めていこうと運動している。