当て逃げは許されない


 道路でバイクや車が人をはねたら、何をさておき当事者は車を降り、被害者に詫び応急手当をして、連絡した救急車が来るまでそこを動かないという、責任上最低限の救助をするだろう。


 165m対12m、7000t対7t。
1400億円もの巨額の世界最新鋭の自衛艦
が、そのわずか1000分の1の漁船にぶつかり、沈めた。本来なら即停艦して救助に当たるべきだろう。しかし、16分後に海上保安庁に連絡したのみで、自身は何食わぬ顔で帰港した。
 沈められた漁船は、日々の生計を必死で営む漁師親子。その日も午前2時に出港し、暗い厳寒の海で灯り一つで懸命に働いていた。そんな二人の船に…。


 原因究明とか捜査とかに労力をかける前に、まず全力を上げるべきは人命救助ではないか?!自衛艦は何故即二人を助けなかったか?何故自分だけ帰港したのか?

先日の沖縄での米軍人による日本人少女暴行事件といい、米軍と自衛隊は、日本人の命と安全は守らない現実を、我々はこの1ヶ月間に目の当たりにした。
自国民を犠牲にしての「国を守る」とは何だろう?目の前の国民を守らず、仮想敵国との戦闘訓練に1400億円はあんまりだ。 (富田秀信)