2月1日から10日まで添乗でペルーに行ってきました。

KokusaiTourist2008-03-10

ペルー添乗紀行第11回 2月8日
写真は追って掲載お楽しみに!!


リマ――イカ〜〜〜〜イカ―――リマ―リマ空港〜〜〜〜〜ヒューストンへ

今日はナスカの地上絵。そしてペルー最後の日。

朝6時出発。5時30分レストランオープンと聞いていたが、用意できているのはフルーツとジュースだけ。ンやコーヒー他は今準備中といったところ。しかし南米時間、皆さん怒ることなく有る物で朝食。

イカまで車で約4時間、往復8時間なのだが、その道中でサヤカさんが語ってくれた内容は刺激的なものだった。
 リマ市内を抜けるまでの街並みはFALMACICA(薬屋)、FALMA(薬)の看板が目立つ。ペルーでは医療費が無料。病院は国立と私立があるが国立は無料のためとても混んでいる。緊急でも翌日診療なんてザラ。有料の私立にいきたくても非常に高い。初診料で20?。この国の公務員の月給が150?くらいなので殆ど病院に行けない(先日具合の悪いお客様のため医師に来てもらったところ診察料80?は高いのか安いのか考えてしまう)。この国の80%が標準以下(月給150?以下)の生活をしているので。その為、薬で治そうとする。だから薬屋がこのように多いのだそうだ。問題なのは、早く治そうとするから、医師では出せないような強い薬を所望する。エキサイトして、日本では考えられないほど強い薬が売られている。身体のことを考えるとそんな薬は飲めないと日本と比較してそう思ったとサヤカさん。

こんなリマを抜けてパンアメリカンハイウェイを突っ走る。途中日本移民の町カニエテでトイレ休憩。そこを過ぎると右も左も砂漠が広がる。そんな砂漠の中に所々町(?)がある。また箱のような小屋がポツリポツリと建っていたりする。ペルーでは私有でも国有でもない土地がある。アマゾンのジャングルから出てきてとりあえず同じ場所に5年間住めば自分の土地になるという法律がフジモリ大統領時代に出来た。町(?)はそのようにして出来た。箱のような小屋も海に近いので水がある。住みついて5年たてば町になっていくという。しかし家というにはあまりに切ない小屋。

 教育についても語ってくれた。学校は小学校6年間の義務教育で7歳〜13歳。就学率は50%、中高校は5年間で8人に1人くらいの割合で就学。大学・専門学校は20人に1人。しかしこれは大都市のことでアマゾンなどへ行くと殆ど教育を受けていないと言う。


 途中ピスコの街を通る。前の大地震で500人以上の死者が出た。街もまだ復活していない。日本大使館で莫大な費用を天皇誕生日のパーティに費やすのを地震の復興にその費用を回す署名を集めたが無駄だったと説明。この街はワインではなくピスコという白葡萄の蒸留酒が有名でそれを使ったピスコサワーが有名。(蒸留酒にレモン・卵白を加えてシェイクしたもの)


 イカに近づくと、ナスカの地上絵の話になる。ナスカの地上絵は世界危機遺産の一つである。他にアンコールワットガラパゴスの生物、イースター島のモアイ像etcがある。地上絵は石灰を含んだ砂漠に描かれているが、夜はガルーアと呼ばれる湿気を帯びた霧が覆うため現在まで残っているが、地球温暖化のため地上絵を見られるのは後5年くらいだろうと説明。世界危機遺産と言われるそうだ。(M.IWABUCHI)