小林多喜二と「蟹工船」

KokusaiTourist2008-06-16


過酷な労働現場、「若者の使い捨て」のいま、「蟹工船」が若者の世界を席巻!
 「蟹工船」が刊行された1929年と現在の労働現場、社会世相が酷似し、平和と人間らしい労働と生活を求める力が大きくなってる中で若者の共感を呼びやすくなってるのでしょうか…

小林多喜二ゆかりの地を訪ねて…!


冬が近くなるとぼくはそのなつかしい国のことを考えて深い感動に捉えられている
そこには運河と倉庫と税関と桟橋がある
そこでは人は重っ苦しい空の下をどれも背をまげて歩いているどの人をも知っている
赤い断層を処々に見せている階段のように山にせり上がっている街を
ぼくはどんなに愛しているか分からない


青年時代を過ごした小樽には文学記念碑をはじめゆかりの建物があります。

宿の主人が協力して部屋を提供し、「オルグ」を執筆した神奈川県七沢温泉の宿、福元館にはその部屋が保存されています。

秋田県大館市には文学記念碑と生誕地記念碑が建立されています。
近くには花岡事件の中国殉難烈士慰霊碑・鎮魂碑・日中不再戦友好碑もあります。

http://www.city.odate.akita.jp/dcity/sitemanager.nsf/doc/h-04?OpenDocument