堤未果さんの講演会 

KokusaiTourist2009-01-16

貧困大国アメリカの未来
◇ 主 催:マスコミ九条の会・大阪
共 催:関西マスコミ九条の会
◇ 日 時:2009年1月31日(土) 午後1時30分〜
◇ 会 場:大阪市立いきいきエイジングセンター ?06-6311-3255
◇ 参加費:1,000円(学生 500円)
◇ 連絡先:〒530-0043 大阪市北区天満4丁目4-10 神前ビル2Fプロダクション・スコーポ気付 TEL/FAX 06-6881-1088

講師のメッセージ
「教育」「いのち」「暮らし」という、国が国民に責任を負うべき政府の主要業務が「民営化」され、市場の論理で回されるようになった時、果たしてそれは「国家」と呼べるのか? 私たちには一体この流れに抵抗する術はあるのだろうか? 単にアメリカという国の格差・貧困問題を超えた、日本にとって決して他人事ではないこの流れが、いま海の向こうから警鐘を鳴らしている。 無理や無関心は「変えられないのでは」という恐怖を生み、いつしか無力感となって私たちから力を奪う。だが目を伏せて口をつぐんだ時、私たちは初めて負けるのだ。そして大人が自ら舞台をおりた時が、子どもたちにとっての絶望の始まりになる。
 現状が辛いほど私たちは試される。だが、取材を通じて得た沢山の人との出会いが、私の中にある「民衆の力」を信じる気持ちを強くし、気づかせる。あきらめさえしなければ、次世代に手渡せるものは限りなく貴いということに。(岩波新書『ルポ 貧困大国アメリカ』より)

講師紹介
 堤 未果(つつみ・みか)
 東京都生まれ。和光小・中・高卒業後、アメリカに留学。ニューヨーク州立大学国際関係論学科卒、ニューヨーク市立大学大学院国際関係論学科修士課程修了。国連、アムネスティインターナショナルNY支局局員を経て、米国野村證券に勤務中に、9・11同時多発テロに遭遇。現在はニューヨーク-東京間を行き来しながら執筆、講演活動を続けている。               
著書:『空飛ぶチキンー私のポジティブ留学宣言』(創現社) 『グラウンド・ゼロがくれた希望』(ポプラ社)『報道が教えてくれないアメリカ弱者革命ーなぜあの国にまだ希望があるのか』(海鳴社) -日本ジャーナリスト会議黒田清新人賞受賞。『ルポ 貧困大国アメリカ』(岩波新書)-日本エッセイストクラブ賞受賞。

(主催者チラシより転載)