“労協国ツー宣言”Ⅳ
☆2009年4月1日 国際ツーリストビューローは進化します!
   労働者協同組合への移行を旅行業界で初の宣言!

いま何故? ㈱から労協へ…!

50周年記念誌『Pride』より
経営理念を具体化した震災以降の諸活動
☆「中期目標」と「戦略」☆
震災で壊滅的な打撃を被ったにもかかわらず95年には、企業理念と実績をふまえた「中期目標」と「戦略」を、明確にした。
どんな旅行社をめざすかということでは
①地域に根ざした旅行社
②小さくても一流の旅行社
市民グループに役立つ旅行社
④テーマのある旅、集会・交流が得意な旅行社
を4つの目標とした。

どんな方法で目標に近づくかについては
①お客様の立場に立って
②同業者との協力も大事に
③民主的な運動にも参加して
④お客様にも株主を多く広げて
  の4点を戦略にすえた。


★究極の顧客満足は…★
  湯郷温泉招待企画(95年2月日帰りバス22台実施)に参加していただいた被災者の跳びきりの笑顔に接することができたことで、理念に掲げた“人間にとっての旅と私たちの仕事の意味”を改めてかみしめることになった。
さらに、お客様の立場に立ち顧客満足を徹底的に追求することは、結局業界システムの消費者本位への改革や平和、安全など環境の改善に企業が主体的な言動を取ることであり、それこそが、企業の社会的責任であるとの議論に達した。

…中略…

☆新しい挑戦☆
 「経営危機」からの脱出を図るため、経営改革議論を展開した。その根底には、顧客満足を社会的にも追求しようとする企業が、厳しい企業間競争の中で勝ち残るには、自立して自らの希望を主張する社員同士が連帯しあえる組織に造り替えるという課題があった。…国ツー集団の新しい試みともいえる。(続く)