8月9日 田上長崎市長が平和宣言

 オバマ演説の支持を世界に!
8月9日asahi.com.から
 長崎は9日、被爆から64年の原爆の日を迎えた。長崎市平和公園では長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典(市主催)があり、被爆者や遺族らが犠牲者を悼み、平和に思いをはせた。田上富久市長は平和宣言で「核兵器のない世界を目指す」としたオバマ米大統領の演説を評価。「それぞれの場所で支持を表明しよう」と呼びかけ、世界が連帯して核廃絶を進める必要があると訴えた。
 午前10時40分に開式。田上市長は平和宣言で、オバマ大統領が4月のプラハ演説で核軍縮の姿勢を示したことを、「核超大国核廃絶に向けてようやく一歩踏み出した歴史的な瞬間」と表現した。
 一方、北朝鮮の核実験を批判し、核保有国には核軍縮の責務を果たすよう要求。核兵器禁止条約への取り組みも求めた。日本政府には、非核三原則の法制化、北東アジア非核兵器地帯の実現に着手すべきだとした。
 さらに、被爆の跡地に立てば犠牲者の無念の思いに誰もが心ふるえるはずとして、核保有国の首脳らの名前を挙げ、被爆地を訪問するよう呼びかけた。