チベット7日間

KokusaiTourist2009-08-27

旅行記そのⅢ
きたろうハイキングクラブ有志と仲間とともに青蔵鉄道チベット・ラサに行ってきました。 (M.IWABUCHI)


そのⅠhttp://d.hatena.ne.jp/KokusaiTourist/20090808
そのⅡhttp://d.hatena.ne.jp/KokusaiTourist/20090826
6月28日(土)
昨日気分が悪かった方が、ホテル内朝食レストランでやはり具合が悪いという。現地ガイドに連絡を取り10分ほどでガイドが医者と一緒にホテルに到着。すぐ点滴となり、李さんに残ってもらうことにする。
 残った私たちは観光へ。まずはセラ寺へ。昨年のチベット暴動(現地では独立行動という)で、連れて行かれたのは殆どこのセラ寺の僧侶といわれる。90人ほど戻ってこないしどうなっているのかさえ分からないという。我々は多分虐殺されたのだろうと思うが。したがって今この寺はお坊さんが少ないそうだ。

 まずは砂曼荼羅を見ながら説明を受ける。しかし、制服の公安員がぴったりくっついてくる。肩に紋章をつけて目をぎょろぎょろさせている。日本語分かるのかな〜?チベット人ガイドには「本当のことをしゃべらせない」ためにこのように威圧するそうだ。修行の場や、祈りの場所などを見学した。
 いよいよポタラ宮へ。このころから全員しんどいなーという雰囲気、しかしそのまま行く。階段を上るのがしんどい。一段づつ肩で息をしている。ところどころで深呼吸。登りきったところで、ガイドの説明が続くがはたしてどれ位理解しているのか?疑問。外からの眺めだけで十分だったかもしれない。
 昼食場所に。これが素晴らしかった。このツアーで最高の料理だったかもしれない。お菓子の店と聞いていたので何が出るのかと不安と不思議で着席すると、おまんじゅうから始まって様々な点心が供された。全部見たことも食べたこともないような珍しいものばかり。中華料理と同じ素材を使ったものでも料理法は違うし、盛り付けもとても粋。一瞬今までの疲れが飛んだか?と思った。
 しかし、午後から点滴された方も加わった観光で、皆の足取りは益々重くなる。ノルブリンカ寺院でもうだめだと判断して、予定変更を申し出る。ジョカン寺とバルコルを明日に回してホテルへ。3時間ほどホテルで休憩し夕食へ。これは皆良かったらしい。昼寝でかなり元気になったといわれた。
 夕食へ出かけ、ホテルに戻ってまた朝の医師を呼んでもらう。今日しんどそうだった方も診察してもらうと、熱がある。この方にも熱を下げる薬と点滴・酸素吸入をしてもらう。