北京研修の旅 その1

KokusaiTourist2009-09-15

9月2日〜5日まで北京研修旅行に行って参りました。
宋 敏(SONG MING)

今回、研修旅行の目的は昨年以降の世界的な経済状況の変化と、個人消費の低迷・景気の減速などにより業界を取り巻く環境も厳しい状況が続いているなかで、北京オリンピック以降の各種観光素材や、世界遺産などを中心にした北京での魅力ある旅の再発見に向け、北京市旅遊局、日本旅行業協会、全国旅行業協会の主催で中国国際航空の特別協力によって実施されたものです。成田、関空、中部、福岡、札幌、仙台、広島の全国各地よりツーリズム業界関係者及び教育・マスコミ・友好団体など関係者総勢206人が参加しました。
中国人である私にとっては、母国の首都である北京は初めてでした。初めての北京と共に成田空港から初めてのフライトで、わくわくしながら不慣れで心配でもあるので、事前にTCAT(東京シティエアターミナル)迄下見に行ってきました。時間的に把握ができたので、少し安心しました。
しかし、1日目の朝9:00発のフライトで、リムジンバス5:45発に間に合う様、朝3時30分の早起きにしました。ちょっと興奮気味だったかもしれません。リムジンバスは、定刻より早めの7時前には第1ターミナル、4Fへ滑り込みました。 早々とチェックインと通関を済ませ、初めての成田空港のターミナルロビー内を散策していると、時間はアッと言う間に過ぎ、搭乗時刻になりまし。
北京への3時間余りの道中は、比較的穏やかなフライトで、研修内容の確認をしていると、偶然にも隣席でも同じ旅行団の資料を見ており 、声を掛けて話をしている内に、少し緊張も和らぎました。機体は高度を徐々に低下させていき、北京の広大な市街地がどんどん大きく見え始めると、“わっ広い!”とつい叫んでしまいました!隣席の人はちょっとびっくりしたようです。飛行機はほぼ定刻の11:55に着陸しました。初めての北京空港は、出発ターミナルと到着ターミナルをモノレールで直結させており、天井も高く広大としたターミナルビルに圧倒させられながら通関手続きへと急ぎました。
北京初日の午後は、最初の目的地の念願の世界遺産である「故宮博物院」の見学でした。「故宮博物院」は北京市街地の中心部にそびえる宮殿群で、南北961m、東西753m、敷地面積72万?、部屋数8704室を有し、現存する宮殿の中では世界最大と言われています。別名は紫禁城と言い、民清492年間に渡り、歴代皇帝の栄華の歴史が秘められています。テレビでしか見たことがない「故宮」は目の前に現れ、本当に感動しました。しかし、残念ながら、団体行動で2〜3時間では、その一部を覘き見る程度しか出来ませんでした。次の機会には、じっくりと鑑賞し歴史を味わいたいと考えています。
それから、2008年オリンピックの前に建てられた「皇帝驛駅」ホテルを見学しました。全室(55室)は全て中国皇帝の名前を付けられています。夕方には長い半日の疲れで足も棒のようになりながらホテルに到着。
このホテルは、五つ星のリージェントホテルで、北京オリンピックの前に竣工した白を基調とした欧米系の豪華なホテルで、シックでモダンな装飾を施されており、落ち着いた雰囲気で一日の疲れを癒すことができました。